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立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

メタボ以上デブ以下

エッセイ

体重計に乗ったわけではないのだが、ここ1年とちょっとで10キロ弱太っていると思われる。


昔から太りやすく痩せやすい、友達に久しぶりに会い、太ったねと言われたかと思えば、次会う時には大丈夫と心配されるほど痩せている事もあるのだが、今は確実に前者である。そしてこれからも前者のまま余生を過ごしてしまうのではないかと、いろんな事を諦めてもいい年齢なのではないだろうかと、自分には蜂蜜のように甘々な部分がお腹と共にぷくぷくと成長している真っ最中である。


独自の調査によると、痩せようとする動機は、服が着れなくなったが10%、健康のためが20%、モテたいが69%でオリンピックに出たいが1%であった。


例えば私のような、加齢と共に叶わぬ欲をなるべく排除した、痩せたとしてもモテたいとは思わない(モテないとわかっている)、悟り世代とやらにも劣らない、高僧のような大人な男は、できる事なら痩せたいが、そのために奥歯をギリギリ食いしばり、贅沢は敵だと書かれたハチマキ巻いて滝に打たれるような修行は、つまるところ痩せるための苦労はゴメンなのである。


痩せるため、無理するくらいなら、ストレスフリーなデブがいい。


私のように痩せ良しデブダメの風潮に苛立っている人も多いであろう。30代といえば寒ブリよろしく脂がのりにのった、日本の中枢を支えている世代であるが、予備軍含めたメタボの割合がグッと増えてくるのもこの世代である。日本を支えるのが忙しくて痩せる暇がないんだよ、と皮肉めいた一言を小さく放ったところで、変わらぬ世の中が目に見えてはいるが、東京ファーストやアメリカファーストなど小首傾げる言葉が世にはばかるのであれば、少しくらいは抗いたくもなる。


デブの観点からスパッと切れるナイフのように世論を切ろうかと思ったのですが、気が削がれてしまったので、続きはまた今度にいたします。幅があるとはばかれない時代の、デブ未満メタボ以上の嘆きでした。それでは。