読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

かびんなおはなのおはなし

エッセイ

3月も2週目に入り、卒業や入学を目の前に控え、ピカピカの一年生に心を躍らせている子供達の影で、私は晴れてグジュグジュの3年生になる。


少しずつではあるが、無意識のうちに身体は素直な反応をしめしている。ここ数日喉がいがらっぽく、熱っぽく、しかしそれは風邪ではなく、紛れもない花粉症である。今年で3年目、野球やサッカーの選手なら、ルーキーをとうに卒業し、重要な戦力として、チームの中軸として、はたまたエースとしての自覚が芽生え出す頃であるが、私の場合は目を背けてはならない、気のせいでは済まされない3年目である。


1年目、京都に来て初めての年だったのもあり、異常なほどの鼻水に、気づいていないフリをして、空気が合わないのかなでやり過ごし、2年目はくしゃみとシャバシャバの鼻水に溺れかけたが、私はみんなとは違う、まだまだ大丈夫だと、そう自分に言い聞かせて乗り越えた。しかし今年、寒さが少しだけ和らいだ3月上旬にしてすでにくしゃみが出始めたとあっては、憧れの女子に触れた時より反応が過敏で、本当に鼻に花が咲くんじゃなかろうかと、シャレでは済まされそうにない危機を感じている。


自分から立候補したわけではないのに、がんじがらめで担ぎ上げられ、気づけば有無を言わさず最前線でもがいている、そんな心地である。


かつては最前線にいる人たちを、大変だなぁとただ遠くから見つめているだけで、私は無関係だと思っていたし、ほぼノーマークでもあった。正直言うと、春を楽しめるお鼻でいることに、悦に浸って心の中でどうしてそんな事になるのかと、そんな人達を鼻で笑っていたが、その鼻が使い物にならなくなる。


いよいよ有効な一手を打たなければと思うのだが、一体何をどうしたらいいものか、ああでもない、こうでもないと悩んでいるうちにさっさと秋くらいになってくれればなんて思いながらヨーグルト食べて眠るとします。それでは。