夏の熱意と決意
GWぐらいから薄々は感じてはいたが、やっぱり今年もやって来るかと、夕日見ながらため息混じりの一服しながら、不安感から胃袋が少しだけ小さくなるような息苦しさを覚えている。私は夏が本当に苦手なのである。
ただただ暑いのが無理、それだけの理由ではあるが、もし、夏が来るたびにモテの波が押し寄せたり、普通では考えられないほど残高が増えたりすれば、つまりは良い思い出・イメージがあれば苦手なんて言わず、春も半ばにさしかかれば、チューブとサザンのヘビロテで早く来い来い夏休みである。
今年の私は勢いが違いますぞと、何となくではあるがそんな年があっても悪くはないのではなかろうかと、連休最終日の前夜に思ったので、今年の夏は躍動感をテーマに活発に行動しようかと思った次第である。
もしかするとバーベキューで女子のハートを串刺しにできるかも知れないし、日が沈み晩御飯を食べた後のキャンプファイヤーではアコースティックギター抱えて尾崎豊のアイラブユーを弾き語る姿に恋を忘れかけた女子の心に、チャッカマンではなく、歌声で火を点けてしまうかも知れない。
何が起こるかわからない2017年の夏はすぐそこに迫っていると、半ば強引に心躍らせてはいるのだが、そういや一緒にアウトドアに行ってくれる友達がいなかったと、そもそも友達がほとんどいない事に気づいてしまったので、メガネのフレームで図々しく一休みしているてんとう虫が飛び立つのを見届けて、15の夜を口ずさみながら眠るといたします。それでは。