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立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

遠慮に似た本心

客が3人以上入っているのを見たことのない近所の定食屋さんが、期待に反して安くて美味ければ2回目があるし、チケットが余ったからと半ば強引に連れていかれたライブが思いの外楽しければ、今度は自分でチケット取ってでも行きたくなるだろう。そこから広がる世界もあるというもの。


ある日友人の集まりがあり、手ぶらで行くのも何だかなと思い、手土産を準備した。半年程前に調子に乗って4万円で買った小洒落た自転車の空気の入れ方がまるでわからず、自転車屋の無料空気入れの前でもたついて、挙げ句の果てに忙しそうな店員さんに、こんな事もわからんのならママチャリ乗っとけバカと、心の声が聞こえてきそうなほどの苦笑いをされながらご教示いただいた時には、生きていくうえでのセンスが欠けているんだろうなと思ったが、店内を2周では足りず3周して選び抜かれたスイーツは召し上がった方々からセンス◎でなくても、◯くらいはもらえるものだと思っていた。


集まった友人は私含めず4人で買って行ったスイーツは箱詰めで全8個。私以外に2個ずつ行き渡る計算だったが、残ったのが見事に4個で、お土産に持って行きなよと進めるも、一向に減る気配が無かった。初めは遠慮しているのかと思ったし、持って行ったのが居酒屋だったのも良くなかったのかも知れないが、最終的に4個持ち帰った私のセンスは贔屓目に見ても△であった。


帰ってから缶ビールで半ばヤケになって胃袋に流し込むスイーツはやはり、ビールの苦味とスイーツの甘みが全く噛み合っていないことにようやく気付いた私のセンスはやはり×。コーヒーと一緒に美味しそうに頬張りながら、普段甘いものを食べないのが裏目に出たのねと、嫁に慰められてじんわり心が温かくなったので、今夜はこのまま体を冷やさぬように眠るとします。それでは。