立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

ささやき、誘惑

やっと来たぜ、待ったかいがあったな。こんなチャンスめったにない。今この部屋にいるのはお前一人だ。なにビビるこたあねえよ。5分もしたらスッキリするし、そんなすぐに誰も戻って来ねえよ。今しかねえって、さあ早く。一瞬だよ、ちょっと目をつぶればあっという間に5分だろ? だれも見に来ねえって言ってんだろう。なに心配することがあるんだよ、絶対誰にもバレやしねえって言ってんだろ。頼むよ、少しだけ、な、頼むって。これだけ頼んでんだからいいじゃねえかよ、頼むから少しだけでいいんでお願いします。我慢できないんです。本当にお願いします。一生のお願い。こんなお願いできるのはあなただけなんです。あなたがすっきりしてくれるなら、私はこの場からすぐにいなくなります。いつも真面目にがんばってるんだからいいじゃないですか。例えバレた所で、ごめんなさいの一言で許してもらえると思うんです。あんまり無理するのも体に悪いと思うんです。私はあなたのことが心配で仕方がないんです。もしあなたが倒れるようなことがあったら元も子もない、私の存在すらも危うくなるんです。お願いです。無理しないで少しだけ眠ってください。


お昼ご飯を食べた後はだいたいこんな感じで、ぼーっとパソコンを眺めているのではあるが、変わらない真っ白な画面のまま睡魔と戦うくらいなら、できる限り昼寝して目を覚ましてから仕事した方がずっと効率いいように思うし、そんなことが簡単にできない社会に毒を吐こうと思ったが、そんな時間があるならば少しでも、コンクリートの上でもいいから横になろうと思います。それでは。