立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

すっかり夏ですね

青と言えば何をイメージするだろう。夏であれば海や空が真っ先に浮かび、子供や大人関係なく砂浜ではしゃぐ姿が浮かぶ。他には、サッカー日本代表のユニフォームや、寒空の下、半袖半ズボンで遊んでいた近所の幼馴染の唇、乗り物酔いしてウップウップと何かを我慢している嫁の顔色が思いつく。そして、今まさに私のパソコンの画面は真っ青である。


明日の朝一で持って行くから仕上げよろしくね〜。


最近流行りの軽い口当たりのカキ氷のようにそう告げられたのは、既に就業時間を回った後で、パソコンの電源も落とした後であった。本当ならばその場にある一番固くて重いものを手に取って足の甲にドシンである。だが私も歳を取って角が取れたし、すぐに人と会う約束があったので、


明日朝一でやりますね〜。


こちらも軽い口調でそう返し、スタコラサッサと帰ったのが昨日。定期的に出る「更新してシャットダウン」を何も考えずクリックしたのが少しだけ引っかかりはしたが、意識の高い私は、いつも始業の30分前に会社に着くし、そこからやれば十分に間に合う、はずである。


朝、PCの電源を入れて、冷たいお茶をマグカップに注いでクイっと飲み干し、二杯目を注いだあたりで違和感を感じる。PCの画面が青一色。更新中である。はいはい、昨日のやつねと、仕上げとけよと言われた資料に一通り目を通したが、待てど暮らせど更新が終わらない。真ん中でぐるぐるしている白いやつは一体なんなんだと苛立ち始め、始業時間まで10分切ったところで、30%完了。なかなか増えないパーセンテージ。おいおい、完全に間に合わないじゃないの、これじゃ朝一どころか昼一になるんじゃないの。終業後に仕事押し付ける人が悪いとどこかで思いつつも、少し青ざめながら他の人パソコン借りて、見事にギリギリ間に合わず、軽く小言言われたのはきっと私は悪くはないと、そう思いたい。


真っ赤になった上司とは対照的にPCの画面はまだまだ青一色のままである。それでは。