立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

せめぎ合いの負け戦

己の中にこそ敵はいて、日々そいつとせめぎ合いながら、勝った負けたを繰り返している。


例えるならば、修行僧(※注 イメージ)にとってはお金や性なんかの欲を己の中から追い出そうと滝行や断食などそこまでしなくてもと言いたくなるような厳しい修行をしているが、行動や体調、気分によって油断すると誘発される甘い誘惑はまさに敵。


修行中と言えど年頃の男子はいい飯食っていい女抱いてと、冷めきった衣厚めの天ぷらよりも胃もたれしそうなギッラギラの大きな野望や、ネットで拾ったセクシーな画像のフォルダをこっそり作りたいという小さな欲望くらいは心の奥底に秘めていても不思議ではなく、明日の仕事を出てない熱のせいにして休もうか休まざるかの狭間でゆらゆら揺らいでいるのは、がんばってサラリーマンやっている私である。


ダイエット中であれば隣のおうちの綺麗なお姉さんの作りすぎちゃってと持ってきてくれるシュークリームや、漫画喫茶でフリードリンクの隣においてある無料のソフトクリーム、ラーメン屋のおかわり無料のライスには手を出してはいけないのだが、その分どこかで運動すれば大丈夫、ジョギング始めるきったけ探してたしと、皮算用始めた時点で負け戦である。


本日昼までの締め切りの、仕事とも言えないが頼まれ了承した案件があるからすぐに帰るつもりで、本当に一杯だけのつもりだったのに意外と早く飲み終わり、ならもう一杯いけるだろうとおかわりして、酔いが回り始めたなと思って気づけば6杯。お店の閉店後に締めのラーメンまで行くおまけ付きで、時間は薄明るくなり始める4時過ぎ、酔いと疲労からくる眠気という強めの誘惑が私を布団へ布団へと誘うのであるが、今日はすでに何度も負けているので、もう負けるわけにはいかんと抗おうとしたということだけ、せめてそれだけでもわかってほしかったのである。


気づけばパソコンの前で締め切り目前の11時。結構寝たなとスッキリ起きた私の頰を、誰かお願い、目の覚める一発でバチンとくれてやって欲しいのである。だからと言って過ぎたことはどうしようもないので反省はするが後悔はしないし、でもきっとまた同じ過ちを犯すのだろうなと思いながら、小雨そぼ降る中クーラーのタイマーを長めにセットして眠りたいと思います。それでは。