立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

頭痛の種

歩道によくある名称がよくわからない草木が生えたエリアのすぐ横で、細身で背の高い推定70歳のおじいさんが上半身を柳のようにゆらゆら、両手を上下左右に流水のように滑らかに動かしていた。夏、高齢、予測出来ない動作は普通であれば熱中症や危険な急病を疑って仕方ないのだが、意識しての動作で明らかにそれとは違い、何かはよくわからないが美しい動きにふと時が経つの(信号待ち)を忘れて見とれていた。


太極拳ではないにしろ、武術的な何かだろうと眺めていると、今までの風が丸い柱を撫でるように避けていくような柔らかい動きからは一転、勢いよく両手をバチンと合わせ、どうしたと思う暇なくもう一度バチン。その後何かを払う仕草で、付きまとう蚊の退治だったと察するに時間は必要なかった。


閑話休題


私にとって頭痛は別に珍しいことではない。よく効く薬は常備してあるのでそこまで焦る必要もないのだが、朝起きてすぐに頭にズンとした重みと鋭い痛みを感じたのは、久しぶりである。昨晩お酒は飲んでいないし、もちろん頭からボーリングのピンに突っ込んだ記憶もない。だからこそ一抹の不安が痛い頭をよぎるが、仕事を休むほどでもないのでとりあえずは薬を飲んで様子見である。


ここの所、撮りためたドラマやDVDのせいで夜更かしすることが増えたり、付けっ放しのクーラーが寒くて明け方に目が覚めたり、時間が足りないため牛丼屋でささっと済ませる機会が増えた。気づかぬふりをしてできるだけ受け流すようにしている仕事や対人関係からのストレスも積もり積もれば、そこそこのダメージとして蓄積されているだろう。


歳をとったと言えるほど老いてはいないが決して若くはない。日々のダメージに回復が追いつかず、気づいた時にはベッドの上なんてことも無くはない。弱い部分に現れると聞いたことがあるし、私の頭はいろんな意味で弱いし、要注意の部位ではある。


そろそろいろんなことを考えねばと思えば思うほど、楽しい事からどんどん遠ざかる気がするし、ストレス解消もできなくなる気がするし、体調不良になると嫁がやけに優しくなるのは嬉しいけれど、恐らく昨日10時間睡眠のせいで頭が痛いだけと言いだせずにいることが、今の頭痛の種である。


今週末には焼き鳥が待っているので、しっかり体調整えるため、今夜はノーパン健康法を試そうと思います。それでは。