立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

夢がきっかけ

条件が重なれば別に不思議なことではない。信号待ちで集団登校の小学生にプフーッと笑われたのも想定内、ガラスのハートだからと言ってそこまで簡単に傷がつくこともないのだが、今日は湿度が高いのと、バキやケンシロウのように私の体から湯気か蒸気が出ていたらしく、信号待ちでメガネが、世界に銀幕のエフェクトを掛けたかのように見える程、曇ってしまった。


やる気に満ち溢れていたわけでも、怒り狂っていたわけでも、必死にチャリを漕いでいたわけでもない。ならどうしてこうなったか、思いを巡らせる間に一つ引っかかっていることを思い出した。


朝起きて無性にメガネの汚れが気になって、ちょうど昨晩買い置きした使い切りのメガネ拭きで、レンズ、鼻にかける部分、耳にかける部分となかなか取れない汚れに苦戦しながら時間をかけて丁寧に拭いた。こういうのはやり始めるとノッてくるもので、常用の2つを終わらせ、使われずにしまっていた、ちょっと高めのメガネ2つもたまにはと、手をかけた瞬間、真横に嫁の気配を感じた。


それと同時に2つの思惑が瞬時に湧き上がった。どうしてここにいるのか、そして何より怒っている。顔を見るでもなく私にはわかる。普段は優しく可愛い嫁が怒っているのを察知しながら、無視するわけにもいかずに恐る恐る顔を見上げると、えらく優しい口調で、仕事もいかずになにやってるの? それでお金が稼げるの? とたんたんと言うのである。はっ、今何時⁉︎ と時計に目をやると同時に嫁が少しずつ巨大化しだし、赤鬼になるーっ、あわわあわわと腰を抜かしかけたところで目が覚めた。今朝の夢である。


結婚は墓場だとか、最初はしおらしいもんだとかよく聞かされた。希望と夢を胸に身を固めた者に対してなんて事言うんだ、心ない大人達だなあなんて思っていたが、あれは忠告だったのではないだろうか。同じ悲劇を繰り返させないための、一種の優しさだったのでは。


嫁のために奮起せねばこうなるぞ、だからお前は気を抜かずがんばれという、叱咤激励だった…訳ではないだろうが、あながち間違ってはいないし、今一度気合いを入れ直すきっかけにはちょうどいい。


嫁のため家族のため、まずは出来るところから始めよう。寝る間を惜しんで働くためには健康が大切だと思うし、今年すでに履けなくなったパンツが1本、そして2本目にリーチがかかっていることもあるので、やるやる言ってやっていないジョギングをまずは週一、15分から始めようと思うのだが、今日は雨なのでまた明日以降でお願いします。


たぶんメガネが曇ったのと今朝見た夢は関係はないとは思います。それでは。