立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

ワンピースへの熱意

グーグルにワンピースと入力して検索ボタンを押すと、女子の服よりも漫画の方が最初に出るほど、国民的な漫画となったのはもう何年も前のことだろうと思うのですが、漫画好きの割に私は少しばかりワンピースには疎いのです。


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それから二十代後半まで、男子が集まるところでワンピース話が始まることはよくあったし、話についていけない私は、あーあのシーンは良かったですね、泣けるですよね笑えるですよねと愛想笑いに苦笑いでその場凌ぎを繰り返していました。


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最近の我が家の日曜朝は、コーヒー豆を挽くことから始まりまして、テレビでドラゴンボールを見ながら、近くのパン屋で買ったシンプルな味の薄いパンと濃いめの苦いコーヒーで優雅なモーニングを堪能しつつ、その流れのままワンピースを見るというのがルーティンとなっているのですが、最近のワンピースは、朝から涙が止まらないというと言いすぎかもしれませんが、味の薄いパンが気持ち塩気が足される程度に泣かされます。


単行本を集めてしっかり読みたい気持ちはあるのですが、すでに80巻を超えているとなれば、それ相応のお金と時間が必要だし、並大抵の覚悟ではその一歩は踏み出せず、キミの熱意はその程度かねと問われたらその程度ではあると言わざるを得ないのです。


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あら、ありがとう、ユウキ喜ぶわ。


二つくらい会話を飛ばした答えが返ってきて、ですよね、無料ですけどへへへ、どうぞどうぞ、へへへと差し出すことしかできませんでした。中学校なのに全巻持ってるユウキに喜んでもらえるなら、その方がきっといい、ただ大ファンのユウキが持ってないとは考えにくくはありますが、それでもまあ良しといたしましょう。珍しく、近くで虫の鳴く声が聞こえるし、それがきっと私の泣き声をかき消してくれると思いますが、念のために頭まで布団をかぶって眠ろうと思います。それでは。