立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

すごく有意義なお正月の過ごし方

クリスマスでは、きれいな夜景が見え、座るときにウェイターが椅子を引いてくれるレストランで食事して、帰りに嫁にブランド物のバッグかアクセサリーでもサプライズっぽく、だけども照れを隠しながらササっと渡し、さあ年末までに大掃除だと、やる気になったが窓を拭き終わっただけで、部屋中が綺麗になった気分で年を越す。


お正月には朝から実家へ挨拶に行き、帰りにようやく人の波が途切れ始めた神社で初詣。とりあえず正月だしという事で引いたおみくじは見事に中吉で、大吉の次にランクインしそうな中吉が実は吉より下だとメガネ上げながら嫁にウンチクたれる。家で小腹が空いたと朝の残りの雑煮を食べようと提案し、2つにするか、それともここは思い切って3つだろうかと餅の個数を決めきれぬままどうでもいい時間を浪費する。夢と現実の世界を半分半分で行き交い、まどろみ覚めぬままのまったりと過ごす年末年始で英気を養い、さあまた1年間がんばろうというので、いいじゃないか。


クリスマスの妄想はやり過ぎだとしても、正月くらい餅で悩む時間があってもいいってのに、今年の私の正月は寝正月であった。寝正月は寝正月でも、こたつに首まで突っ込んで、テレビ見てみかん食べてそのまま夜を明かすような、格調は決して高くはないがだからこそ甘美で有意義な寝正月でなく、熱と鼻水と節々の痛みと共にベッドの上でウンウンうなされる風邪にに伏した寝正月だった。


風邪くらいは気合でどうにかなる、というのは若さが私の体を一重にも二重にも覆っていた時だと、youtube観ながら寝落ちしてまた巻き戻して寝落ちを繰り返す、途切れ途切れの記憶の中でそれに気づいて、今年はさらに歳をとるから気を引き締めとけという暗示なのかしら、逆にラッキーだったと、すっかりお年玉を渡す立場になった歳にそう思ったのだ。


ということで今年もどうぞよろしくお願いいたします。それでは。