立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

コラム-初めてのオークションに戸惑い悩んで。睡眠は邪魔しない程度に

今や社内のシステムエンジニア、広告担当と言えばこの私である。我が物顔して肩で風をきって社内を歩いても誰にも文句は言われない、確固たる地位にある。過去に仕事でスキルを磨いたこともなければ、1000人に1人と言われるようなセンスを持っているわけでもなく、独学で白目向くほど勉強したわけでもないが、ただただコンピュータにめっぽう弱い人たちの集団の中では、一般人の平均値、中の中、普通というステータスの私が、誰にでもできるはずのことができない人たちにとっては「神」と、そう見えたのだろう。


バカである。ものすごくバカな会社であると思うが、私にとっては安くとも給料は出るし、まんまと私に引っかかったおかげでおまんまを食べていけているので、しめしめと言うところだが、やりたくて今の地位にいるわけではなく、コンピュータ嫌いがせーので私の背中をぐいぐいと押すので気づけばここにいただけ。


こうなっては後戻りはできない。安月給と言えどお金はもらっているし、部屋に誰もいなくなれば、アプリで漫画を読むほど、監視の目が緩い時間帯があるのも事実だから、最低限、求められるものには応えてやろう、よしやってやるさと、できるかどうかも分からん難題にも、イエッサー、ボスと襟元正し背筋伸ばしてコンピュータと向き合ってきた。その甲斐あって、この会社で私よりもコンピュータに詳しい人は皆無であると堂々と胸を張れる。気づけばメルカリにも強くなってはいた。だけども触る機会が無かったことも災いし、恥ずかしながらオークションのやり方をよく知らないのである。


工事の資材をオークションで落としといてと言われ、いままで何度も落としてきたからできるよね。あと3日で今はいくらいくらだから、このくらいの金額まででよろしく、と言われたのだが、おじさんにありがちな、自身の記憶にあることは全員の頭にも入っていると思い込む不思議な思考回路にはほとほとうんざりである。


一体これどうしたらいいの。希望金額をとりあえず入れてしまえばいいのか、それとも時間をたっぷり使うのがいいのか、戦略的なことが全くわからんうえに会社のアカウントの評価が2012年の2件しかないのは、2回しか落としてないんじゃなかろうか。その人にとって2回は「何度も」になるのか。


もしも、入札したとして、これをきっかけとしてトントン拍子に予算以上の金額まで上がってしまったら…ならば終了時刻いっぱいいっぱいの入札はどうなのか。終了が朝の7時である。、その10分前に入札できれば…いやいや、朝、仕事前、この2つの単語と同格に位置をなす言葉は「忙しい」であるからして、私のことだ、失念する可能性は極めて高い。予算が合わずに落札ができなかったならまだしも、失念していて落とせませんでした、ではまるで罪の滅ぼし方が違ってくる。ネチっこい唾を吐くように、向こう半年に渡り文句を言われかねない。


ならば、せめて眠る前に、日をまたぐかまたがないかくらいの微妙な時間にとりあえず入札しておいて、朝、思い出せたならPCを開いてみることにしよう。どんな結果にせよ言い訳の一つくらいは考えておこうと思います。


寒い日が続きますが、皆様におかれましては、インフルエンのB型にはくれぐれもご注意ください。それでは。