立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-御告げ

予報に反して雨が降ったり止んだりしている小寒い、嫁の出掛けた休日の、夕方の謎解きアニメが終わった後で左手の甲がベタつくのに気がついた。乾きかけのシロップのような、カラメルのような、心当たりのないベタつきが気持ち悪くシャワーを浴びた。


シャワーの後、嫁に食事の偏りを注意されることが多いので、嫁の居ぬ間にと、とって置いたとっておきのカップ焼きそばを晩御飯に食べるため水を火にかけ、お湯が沸く間に、シンクに溜まった洗い物を片付けようと思ってスポンジを持った後で、食器用洗剤を切らしていることに気づいた時に、今朝見た夢を思い出していた。


息を切らして自転車こいで、ようやく峠を越えて下り坂に差し掛かると、そこは見たこともないほど綺麗なオーシャンビューが広がっていた。なんて綺麗なのか、これまでの疲れを忘れ、自転車を降りてその景色を堪能していたその時、前触れもなく訪れた吐き気に戸惑う間も無く目が覚めた。


うっすらと明けかけた爽やかな朝、小鳥のさえずりの声をかき消すようにトイレに駆け込み、胃袋に確かにあるように思えた、異物を吐き出そうとしたが、ゲップが2度ほど出ておさまった。


夢は深層心理を表していると言うし、毎日夢を見てきた中でも美しい夢に吐き気を伴ったのは初めてということもあり、何かを暗示しているような気がして今だに引っかかっているのだ。


ゆっくり景色楽しむ暇なんてないだろうという自分への戒めか、それとも海の見えぬ京都に越して早5年、約30年、海の見える地域で暮らして来た体が海を求め始めたのかわからない。もしも神がいるなら、その神からの何かの知らせに違いない。


おそらくは寝る前に食べた残り物のカツのせいだろうが、油に負ける歳になったと思われたくないので、何でもいいけど、神のせいということで。