立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-ローソファ

スライダーと意見とひざは曲げるためにある。我が家は先月からひざを曲げる機会がこれまでよりも減った。これが今後の老いを加速させるのではないかと危惧している。


我が家のリビングで我々の重みに耐え、同じ時を長い間過ごしたソファに別れを告げた。以前よりクッション部の劣化が激しく、もともとのサイズの7割程度に縮んでしまったそいつは、見ているだけで悲しかった。


班長「こ、工場長、今日もまた1人過労で倒れました。これで我が班は私を入れて4人になってしまいました。9人体制の仕事を7人で回すなんて無理だったんだ。今月私の班の者は休みがたったの2回しかありません。次、また誰かが倒れるのも時間の問題です。お願いですから人を増やすか、1日でいいから休みをいただけないでしょうか。」


工場長「ん〜? 休みが欲しけりゃ早く仕事を終わらせたらいいじゃないの。仕事が無くなれば休みしかないんだからさー。ん〜、僕間違ったこと、言ってるかな〜。過労で倒れるのも、チミの人員配置が悪かったんじゃないの。他の班はうまくやってるよ〜。知ってるよね〜、僕のお父さん、ここの次期社長候補ってこと。じゃ僕はこれで帰るから、あとはよろしくね〜」


上司からの陰湿なイジメに立ち向かう術なく、ただひたすらに業務を行い、心身共にボロボロとなった作業員を見ているようだった。


今度新たに導入したのはローソファ。決して広くはないリビングを出来るだけ広く使うためにと我が家の主、奥方と案を出し合った結果である。これがなかなか悪くない。スマホ片手に寝そべって、頬杖ついてテレビ見て、眠くなったら仮眠して。ひざを曲げて立つという動作をする回数が明らかに減ったと同時に寝落ちする回数も2倍以上に。昨晩もブログ作成中に強烈な眠気に襲われて、眠ると忘れるからせめてと思い、最後の力を振り絞ってメモをした。


「店員も物がなくて確実に困っていた」


何を書こうとしてこのメモをとったのか。どこの店員の話だろうか。最近行ったお店はユニクロ、ツタヤくらいであるが、店員が困る状況には遭遇していない。しかも、店員「も」とはいったい何なのだろうか。私も困っていたのだろうか。まるで記憶を辿れずである。つまりこのメモはメモの意味をなさない、ただの落書きとなった。


ひざを曲げる機会が減ったことが脳への血液の循環がうまくいっていないことを表しているように思えてしまう今日この頃である。