雑記-後夜祭
椅子を引く力はいつもと変わらないのに、キャスターの調子が普通より良かったからという理由だけでは、このやり場のない怒りをグッと飲み込むには至らない。椅子の硬い部分と机の硬い部分に勢い余ってガチンと挟まれた薬指の気持ちになれるのは私だけなので、怒りを風化させぬよう、椅子と机のメーカーを、2ちゃんで血祭りに、と思ったけれどもメーカーが分からなかった。
仕方がないので祭りは祭りでも、この記事をもって302本となる当ブログの300を記念した後夜祭でも密かに開催するとしよう。290を超えた時から、記念すべき300は胸の内を、幕の内弁当と幕内力士で例えたしょっぱい記事で迎えようと考えていたにも関わらず、大台の300をカウントしたことに気づかないとは、まるで眠くなる映画を観ているようである。
区切りとしては細かすぎる290本目あたりの、どうでも良い数字の時は300を意識していたのに、初期の頃から目標にまで掲げていた肝心の300を失念するあたりも、このブログの色であり、私の人生を映しているようでもある。
まあ、だからと言ってそこまで胸を張れるような事象ではないし、ならば後夜祭くらい、心の中でわっしょいわっしょいと騒ぐくらいならば怒られないだろうか。あいにく心の中ですら神輿の準備はないが。ならばせめて御神酒代わりにプレミアムモルツでも奮発して、嫁には御供物代わりにプリンでも買ってお祝いでもするとします。ちょうど今日は結婚記念日だし。