立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-ゲン担ぎと犬のフン

朝ズボンを履くのは左足からとか、便所でチャックを開けるのは必ず左手だとか、投げキッスするときは必ず右手だとか、大なり小なり「験担ぎ」を日常的に行なっている人は少なくないはず。


サッカーの香川は試合では必ずピンクのパンツを着用し、野球のマエケンはグラウンドに入る時必ず左足からだったりと、ことスポーツ選手に関しては験担ぎに関する謂れは多い。


保育園の頃、卒園アルバムに将来の夢を書かなくてはいけなかった。だけどもその時から将来のことなど人一倍気にしない子供だったので、隣の子が書いた野球選手に対抗してサッカー選手と書いた記憶がある。きっとその隣の子もまたその隣のサッカー選手を見て書いたのだろう。私のクラスにサッカー選手と野球選手、そして総理大臣がやたらと多かったのを薄ぼんやりと記憶している。


将来の夢「サッカー選手」


これを理由にスポーツ選手と同じカテゴリーに入れてくれというと、頭のおかしなメタボリックおじさんにカテゴライズされそうだし、もしかしたらスポーツ選手と真逆の生活を送っている私だけれど、験担ぎをすることは少なくはないのだ。


私は通勤は専ら自転車だ。京都では自転車利用者が多いせいもあると思うが、広い歩道では歩行者と自転車が通れる道に分けてある。ブロックを仕切りにしてしっかり分けてある場所があれば、白線で分けてある場所もある。


私はいつもこの白線で験担ぎをする。白線上からはみ出さずに渡りきればその日1日はラッキー。叶う叶わんは別としても、日々の通勤で使うだけの道だが、この「賭け」をやることにより、平凡を刺激に変えられる。今日も今日とて、スムーズに白線に乗り上げそのまま安定して進んでいた。大切なルールとして、安全第一。人や自転車が白線上に居た時は大人しくリタイヤである。だが今日は前方に邪魔になりそうな人は居ない。


今回は楽勝だったぜと残りの5メートルでそれに気づいた。犬のフンである。この賭けを毎朝やるようになって、早3ヶ月くらいだろうか。これで2度目。白線上で私の行く手を阻む為に置かれたとしか思えないフンと遭遇したのはこれで2度目である。しかもゴールからわずか20センチの部分にポンと放置されている。たしかにルール上は問題ない。フンを避けなければならぬというルールはないが、験担ぎ以前にただのダメな日になるのは確定的なので、ゴール目前無念のリタイヤをした。


フンの後始末ができない飼い主が、お医者に見せるのも恥ずかしくなるような、例えば股関節や臀部のような部分を飼い犬に噛まれますように。


それでは。