立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-大谷の活躍は特に影響しない私の生活

我が家の主専用の高級なシャンプーを間違ってボディーソープとして使っているのに気づき、少なくとも2日連続で同じ間違いを繰り返しているなと温めのお風呂に浸かりながら斜め上をぼんやり眺めて考えて、風呂から上がって室内干ししていた長袖のTシャツに手を伸ばし引っ張り取ろうとしたら、家主のお気にのハンガーがパキッと割れた。


どちらも黙っておけばバレやしないと囁くのは悪魔でも天使でもなく、鈍感力だと言い聞かせたが、少しモヤが胸の中を覆っていた。着替えて上へ上がると、主がどうやら水専用だったらしいティーポットにお湯を入れて亀裂を生じさせていたので、触らないで僕に任せてと、正義の味方演じて処理していたら、ありがとうと言われて胸の内がより濁ったその頃、大谷が海外で160キロをビュンビュン投げて、打つことだけは誰にも負けんという顔をした屈強なバッターをねじ伏せ、さらにバッターとしてはサイ・ヤング投手にも打ち勝ち、ホームラン、ヒットの量産体制に入っていた。


大谷は日本の星である。野球は松井とイチロー、最近の選手では筒香しか知らない私でもそう思う。この前の日曜日、どこぞの野球解説者が、まだまだ始まったばかり、今騒いでどうするのか喝だ、と言っていたが、その懸念は確かにわかる。バッターとしてのパワーの維持は、先発ピッチャーとしてのスタミナを奪うことになるような気がするし、バッターでもピッチャーでも一流の彼は一刀流の一流選手よりも体を酷使しているのはあきらか。肘か肩か腰か足のどこを怪我してもシーズンを丸ごと棒に振り、本調子戻らずにそのまま引退なんてこともありえる。最も怖いのは敵選手よりもケガだというのは本人が1番わかっていると思うし、第三者がわーきゃー言うことではない。


今月初旬から、細く鋭い痛みが私の右肩を素早く通り抜ける。頭を洗う時、肘掛に腕を置いた時、コップを持つ時、天に拳を突き上げる時など、これという決まった動作ではなく、不規則に突如訪れる痛みの度にひと呼吸を奪われる。ここ…までか、私が大谷なら二刀流との決別、どちらか一方に集中する決意をするだろう痛みだが、幸いなことに私は大谷ではないし、野球のやの字も知らないし、一日中机に座っているだけの生活なので、プロ引退を意識する必要がなくてこれ幸いです。