雑記-連休中のニュース

連休にドワっと人が増えるのは観光地の宿命である。京都に住む以上、そんなもんかと観念してそこは覚悟して暮らすほかないと、ようやく最近になって割り切れるようになってきた。ガイドブックやテレビで紹介されるような観光地とタグ付けされた場所はどこもかしこも人で溢れる。さらにネットでは穴場スポットと銘打って穴場スポットをこぞって紹介するため穴場スポットも人で溢れるしまつ。言うまでもなく穴場スポットではなくなるし、「とっておき」が失われる寂しさは少年の頃秘密基地が荒らされていた時の感覚とよく似ている。

溢れる人々の場へわざわざ出向く理由も特に無ければ、家で撮りためたドラマを見てアプリのゲームに没頭するか、または漫画や本を読みながらニュースやワイドショーを見るくらいしかやることがない。ニュースでは政治家のセクハラ疑惑やタレントの強制わいせつなど、連日、どのチャンネルも話題は同じ。

こぞって同じニュースをやるくらいなら、一局くらい他局を出し抜く別の話題を挙げてみてはとずっと思っていた。そうはいかない理由が、最近何となくわかる気がしてきた(想像と妄想を織り交ぜて理論立てることができた)のだが、教育、国家が深く関係してくる話なので、まるでこのブログには相応しくない内容になりそうだから、ここでは語ることはないが、ニュースは1番新鮮な歴史であると考えるなら、質が高いニュースであるなら、これほど手軽に国民性を高めることができる教材はない。

今回の山口メンバーの事件に関して、各局からジャニーズ事務所所属のタレントがコメントを出していた。個人的に特に頑張っていたと感じた中丸君のコメントがそこまで取り上げられないことに、報道の偏りを感じたと言えば大袈裟であるが、近年のほとんどと言えるほど多くのニュース番組にジャニーズ事務所のタレントが入り込んでいるのが違和感を感じてしまう。

ジャニーズの完成形は郷ひろみであるというのは、私だけでなく、ほぼ全員が一致する意見のはず。歌って踊れて演技できて、たまには気の利いた面白いことを言えて手の届かぬのが郷ひろみで、つまりはこれが男性アイドルの理想的完成形であると言える(カリスマ矢沢に置き換えても同じことが言えそうである)。ならば報道でもっともな意見を言うアイドルは必要ないのではないかとも思うのだ。アイドルとしてブレてないかと言いたいけれど、アイドルも時代と共に進化したと言われればそれまでではあるが。

そういやジャニーズにはニュースって名前のグループもいたなと思ったが、ややこしくなるから今日はこれでおしまい。皆さまニュース沙汰にならぬよう楽しい連休をお過ごし下さい。それでは。