立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-チャンピオンズリーグ決勝観戦に挑む姿勢

ユーチューブかネットテレビか。いずれにせよ生放送で海外サッカーを見る手段を持たぬ私にとって、地上波で見られるチャンピオンズリーグ決勝は年に何度もない楽しみである。早朝四時前のキックオフ。万全の状態をその瞬間に持っていくため出来る限りの努力をする選手たち同様、私もその瞬間に立ち会うための出来る限りの努力をする。


前の日には、眠気覚ましにレッドブルとコーラを冷蔵庫で冷やしておき、以前に買い置きしておいた無印の、ご飯にかけるだけで食べられるレトルトの冷やし胡麻味噌担々スープの有無を確認。晩御飯のお代わりを我慢してご飯を残し、お腹が減った時の不測の事態にも備えておく。寒さにやられて風邪をひき、試合途中で熱が上がって病床に臥すようでは話にならないので毛布一枚をソファに。風呂に入りながらユーチューブで予習して、のぼせに気をつけ上がり、10時前にはベッドに入り、呪文のように起床時間の「3時半」を羊数える代わりに頭の中で何度も何度も唱えながら入眠。


これで寝過ごしたとあらばそれはそれで笑い話だが、しっかりと起床することができ、体調も万全。予想された眠気もないが、それでも試合が始まり前半も折り返しと言うところで小腹がすいてきた。ハーフタイムで早めの朝ごはんを準備して後半に挑む。出場するスーパースターに自分を重ね日本人未踏の地へ夢を馳せるのも悪くない。もしも私があの地に立つとしたら、必要なものは何かを考える。中田のような強靭なフィジカルか、小野のような柔らかいボールコントロールか、俊介のような寸分の狂いのないフリーキックも武器になる。挙げた選手の良いところどりをした選手になれたなら、あるいはあの中でプレー出来るかも知れない。そんなことを考えながら試合を観戦している時に、下のスーパーに目がいき、右手にご飯の乗ったスプーン、左手に湯のみを持ったまま動きが止まった。


175センチ69キロ。


身長は私と同じ。筋骨隆々に見える選手が69キロ。私のベスト体重が66キロで、今はそれから10キロも上乗せされている。69キロか、かれこれ3年ほどダイエットをしているがまるで効果が見られない。テクニック云々よりもまずは痩せながら筋力をつけるトレーニングが必要か。次に出たスーパーが


180センチ69キロ。


相応しい肉体を手に入れようとするだけで選手生命の寿命がきそうなので、この妄想話はこれにてお終い。