立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-漫画喫茶への意気込み

ブースに入った時から不自然な点はあったが、そう気にはとめなかった。漫画喫茶の出来事だったから、いろんな客や店員が出入りする。いつもとは違う、違和感を感じはしたが、いちいち気にしてはいられない。漫喫は時間との勝負だ。時間が足りなくなるくらいなら余す方がまだマシ。漫喫を満喫してやろうという意気込みからしてその辺の客とは違うのである。


土曜の午前、ポッカリと空いた時間にズッポリとはめ込もうとした予定は、伸び切った髪を切りに行くか、または我がiPhoneの画面のほとんどを埋め尽くす、ここ最近の私のエンターテイメントのメインとなったいる漫画アプリ達は、当然ではあるが、良いところで無料分が終わってしまったり、続きを読むのに時間がかかったりするために、逆にフラストレーションが溜まりに溜まっており、それを解消しに行くか、の2択であり、うどんを食べるかそばを食べるかくらいの迷いはあった。


迷ってはいたが、前者は憂鬱、後者は楽しみという圧倒的なアドバンテージがあり、漫画喫茶へと足を運ばせたのは当然の結果ではあった。


この日のブースはリクライニングシート。大の大人1人をスッポリと包み込むほどに大きくてよくクッションの効いた革張りの1人掛けリクライニングソファは、座り心地が悪いはずはない。油断すると眠りに落ちるリスクも高い。ブースに入ったとき、このリクライニングソファの背中の部分が90度を超えて100度くらいの角度になっていた。前のめりにならないと座れぬソファに確かに違和感は感じたが、そこまで気にせず漫画を読むのにベストな角度60度に倒し読み始めた。次に異変に感じたのは1冊読み終わる30分後である。気づけば60度が45度になっていた。再び60度に直して読み始めるがまた45度に。


リクライニングがバカになったソファに当たったようである。体感では気づけぬ速度で60度から45度に、45度から30度に向かおうとするコイツのおかげで1時間はしっかりと寝た。