立ち聞きweblog

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雑記-ビルケン歴15年になりました

昨年買ったビルケンシュトックの調子がどうも悪い。ここ15年くらいは暖かくなってから寒くなるまで、1年の約半分くらいはビルケンで過ごしている。理由は、楽で丈夫で長く履いても飽きの来ないシンプルなデザインだからというありがちな謳い文句のような理由に他ならないが、思い起こせば初めてビルケンを買ったのは20歳くらいのことだっただろうか。今ではすっかり値上がってしまい毎回購買の度に値段的な意味で悩みに悩むが、当時、実家近くの靴屋で、数ある中の一種類だけが特価として4000円弱で売りに出されていた。ちょうどサンダルが欲しかったこともあり物は試しにと買ってみたのが始まりである。


実際に履いてみると、私の足の形にしっくりとくるソール、決して軽くはないが逆にその重厚感が頑丈さを裏打ちしているような、これまで安物のピラピラのビーチサンダルしか履いたことのない私には革命であった。この出来事に無理矢理タイトルを付け、恥ずかしさを押し殺して言うのであれば「私の中のサンダル革命」であった。


サンダル革命以降、私はビルケンの虜になったし、毎日のように履いているにも関わらず3シーズンはもつ。コストパフォーマンスを考えれば申し分ない。


履き潰しては買い、履き潰しては買いを繰り返し、昨年、いつものようにその時履いていたビルケンのソールがパックリと割れてしまい、新しいやつを新調しようと買いに出掛けた。今回はこれ、というビルケンを手に取り、試着をさせてもらった。この時に少し窮屈かなとは思った。だけども店員さんの、サイズはピッタリ、履いているうちに馴染んで丁度良くなる、お似合いですよというやはりありきたりな言葉に流されるようにそのピッタリサイズを購入。


今年もサンダルの季節がやってきたので、冬用のコロンビアのサンダルを仕舞い、その時買った、まだ真新しいビルケンを出し履いているのだが、どうにも調子がよろしくない。あれだけ私の足型にフィットしていたソールが土踏まずの部分を強めに刺激してくる。挙げ句の果てに靴擦れ、土踏まずの部分の皮がめくれる緊急事態なのだ。土を踏まないためのサンダルで土踏まずを負傷したのである。原因は簡単。ソールが、ネスタマルディーニカンナバーロにも負けずとも劣らないカチカチのカテナチオなのだ。


一年下駄箱で寝かせたからか、私の土踏まずが柔らかくなったのかはわからないし、この際理由なんかどうでもいいが、もしもこの先このビルケンが履けないとなると、夏用の履物が一足も無いんですけど大丈夫ですかね。