立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-強運の日本代表

まったく何が起こるかわからない。


今回のW杯のコロンビア戦、日本が勝つなんて誰が予想できただろうか。開始直後のパラグアイの選手の退場がその後の試合展開に大きく影響を与えたのは言うまでもないが、よくよく思い出して欲しい。ハンドのきっかけとなったプレーだが、あれは相手ディフェンダーの甘いボール処理から生まれたラッキーなキーパーとの一対一である。素人でも見ればわかるし、私なら右目をつむって鼻をつまんでいてもはっきりわかるほどの大チャンスである。


だが、事もあろうに大迫はその大チャンスをキーパーに止められてしまうのだ。ボールがこぼれたところに香川が走り込みコントロールしたシュート、それを相手が思わずハンド。レッドカードでコロンビアてんやわんや、その隙に落ち着いてPK、ゴールとなった。どんだけラッキーなんだと。親善試合ではまるで勝てない日本が、W杯本番でどんだけラッキーなんかと。勝利の女神は本当に気まぐれなんだね、などとロマンチックにうつつを抜かさず、状況のラッキーをカウントしながら分析したい。


まずあの局面でキーパーと一対一になれる可能性は低い(1ラッキー)。しかも一回止められたなら大体別の選手にクリアされて終わるが、運良く香川の方向へボールが転がった(2ラッキー)。さらに相手選手は冷静ならあんなに無理なハンドはしなかったはずだ。開始早々の1点より退場の代償の方が高くつくことくらいは想像に容易いはず。結果PKと退場のダブルパンチコンソメパンチである(3,4ラッキー)。その4ラッキーが無ければコロンビアはもっと優位に余裕を持った試合運びができたはず。日本が勝てたとはやはり思えない。単純な足し引きでも1-1の引き分けで勝ち点1だったはずが、勝ち点3をもぎ取った、いや天から降ってきた。西野さん、日頃の行いがよっぽど良いと見える。


同組セネガルポーランドに勝つという、こちらも大方の予想とは逆の結果がでたが、日本にとってアンラッキーにならなければ良いのだが。