立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-赤いハサミと毛

本屋でスタバでうどん屋で、スキを見せたら所構わず私の鼻の穴目掛けてするすると手を伸ばし、スナイパーの如く冷酷な目、真剣な表情で不意に顔を出してしまう「毛」を狙ってくる嫁の、眉毛を整えたり、前髪を切るために洗面台においてある、小さな赤いハサミ。休日の夜に髭を剃るついでに鼻の毛を切るのに使い、何も言わずに元の場所に置いといた。


あと1時間程で日本の2戦目がキックオフだというのにどうにもお腹の調子が優れない。トイレ行ったり水を飲んだり横になったり、どうにかキックオフに本調子をもっていこうと必死である。明日から週始めなのは重々承知しているが、四年に一度のお祭りと言えば睡眠不足で仕事をする大義名分として十分なはず。


W杯が始まる前、日本にはまるで期待していなかった。嫁には1点も取れずに全敗まであるぞ、なんて偉そうなことを言っていた。しかし今は、どれだけ眠くても最後まで代表を見届けたい。日本のサッカーに夢中、決勝トーナメントで戦う侍を私は見たい。まさかの初戦を勝ちで飾った途端、皆さんと一緒に私もせーので手のひら返しである。


先ほど嫁が洗面台で前髪をあのハサミで切っていたのを見て、ふと思った。鼻毛を切った後、水で洗い流すなり、タオルで拭き取るなり、後処理をしただろうか。少なくとも記憶にはないが、前髪切る嫁は首を傾げたり口を尖らせたりしていないところを見るとバレてはいないようだ。


さああと30分もしたならキックオフ。分刻みで重くなるまぶたが不安なので、ソファの骨がグリグリと無茶な指圧師と同じくらいに痛みを誘発する場所に座って見届けたいと思います。それでは。