立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-台風より厄介だったらしい

ベランダの洗濯干しスタンドと椅子と机を折り畳んでと。東側からやってくる珍しい台風に柄にもなく万全の準備をしているのは、土曜日だからである。平日なら放っておくところを休日という時間的な余裕がそうさせたのと、エライことになると、私はそう予測した。普段なら南西から北東へ抜ける台風がまるで逆の動き。しかもここ数日は記録的な暑さ。


嫌ーな予感しかしない。数週間前の大水害といい、今何が起きてもおかしくはない。きっと目も当てられない事態に…ドラマシリーズの映画前プロモーション用に新撮したのかと思ってテレビをつけたが9割型ハイライトだったズッコケフジドラマをBGMにスマホでネットサーフィンをしながらも胸騒ぎが止まらないが、眠気はいつも通りやってくる。


何もなければいいが。不安なままベッドに入り眠りについたせいか、変な夢を見た。気がつくと私は知らない部屋にいた。手にはまだ使っていないトイレットペーパー。薄暗いなか目を凝らすと大量のスターウォーズのフィギュアが所狭しと並べられていた。横になることも出来なければ座る場所もない。床一面の大小様々なフィギュアにただ呆然と立ち尽くすしか選択肢が無く、磨りガラスの向こうは風がゴーゴーと音を立てて吹き荒れていた。もしガラスが割れ、雨風が入ってきたとしてもこのフィギュア達だけは何としても守りきらないと。無いよりはマシかとトイレットペーパーをいくつかちぎってはポケットに入れてを繰り返していた。


目が覚めたのはすっかり明るくなった朝だった。何もなかった、よかった。安堵の気持ちで起き上がると、嫁がコーヒーを淹れていた。何もなくて良かったね、そう声をかけると嫁は眠そうに答えた。そうね、ゴーゴーというイビキで眠れなかったけどね。今日は我が家の天気は悪そうだ。