立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-名残惜しいくらいが丁度いい

飲んで歌って踊ってハイタッチして、時間が続く限りはしゃいで寝ずに仕事へ行き…無茶を承知で遊んでいたのは懐かしい。一晩中騒いでいられるのも30代前半までか。35歳を迎えた今年、4年ぶりに友人と二人で飲みに行くこととなった。


翌日は互いに仕事。友人に至ってはその日の内に京都から横浜へと帰らねばならない。が、この友人、先の通り若い頃は朝までコースの、共に体を酷使し合った仲間である。30手前で友人が俗に言う滑り込み婚をしてからは、会う機会が年に2度から1度となり、気づけば互いの近況を年賀状で報告し合うだけとなっていた。


それがたまたま大阪に日帰りの出張があるから、夜どう? なんて誘われたなら、ノーとは言えない。積もる話もあるし、しっぽりと飲みに行きますかとなった次第である。終電までには横浜に帰るから。そう言ってはいたが、どうなることか。少し不安でだけどもワクワクしたまま、ペパリーゼのいいやつをコンビニで一気飲みして飲み屋に行った。京都駅で合流して予約した店へ行き、生ビールを空腹の胃袋に流し込んでから、電車が何時かを問うと、2時間後という答えが返ってきた。


始発で帰るから付き合えよ、てっきりそんな言葉が返ってくるかとも思っていたから拍子抜けだった。もちろん私も徹夜で仕事に行く元気などないから、断ること必至ではあるが、彼もどうやら同じなようだ。懐かしい話をつまみに時間はさらさらと流れて気づけば電車時間の15分前。駅まで5分なのでちょうど良い。もう一軒行きたい気持ちは互いにあったと思うが、そんなことを口にはしない。今度は温泉でも行こうやと、軽く手を挙げ別れた。


胃袋肝臓を含む内蔵の疲労はほとんど感じない。若い頃のハードドランクを体が思い出したのか、友人と話をし足りないのか分からないが、少し物足りないまま、しっかりとした足取りで帰路に着いた。


また奴と飲みに行こうと思うのは名残惜しいからということもあるだろう。