雑記-財布を忘れ予定が狂い…
たまにある。仕事へ行くのに車に乗らず、バスにも電車にも乗らない私は財布を忘れることがたまにある。タバコ、レッドブル、フリスクくらいしか定期的に買うものがない私にとってお金は必需品ではないから別にいい。別にいいが、ただ大人として1日そわそわはするし、他に免許証、保険証などを入れてあると思うと、地に足が付かない心地になる。
今日、その「たまに」の日だったようで嫁から昼に連絡をもらうまで財布を忘れたことにすら気がつかなかった。朝コンビニに行かなくて良かった。かかなくていい汗をかきながら、赤面しながら顔見知りの店員さんにごめんなさいとか、朝からは御勘弁願いたいバッドなイベントの一つだ。
帰宅前に、愛する嫁のために美味いが高いパン屋で5枚切りのふわっふわの食パン、はみ出るくらいのクリームが入ったクリームパンを買い、そのあと高島屋に寄って、普段は手にもとらないような高級チョコと、そのチョコに合いそうな香り高い紅茶を買う。普段から不満も言わずに我が家のために一生懸命頑張ってくれている大切な嫁に、たまにはロマンチックな気分を味わって欲しいので、控えめだが確かな存在感があり、まるで夕日のような輝きのルビーのネックレスとそれとお揃いのピアスを買って、サプライズとするには少し恥ずかしいが、たまにだからまあいいかと、覚悟を決めて、ドアを開けて迎えてくれた嫁にアイラブユーとプレゼントにバラを一輪添えて渡す予定だったのに…。
終わり良ければ全て良しと言うのに、財布を忘れたがために終わるに終われない。ここまで気持ちが高ぶっていたのにチクショーと天に拳を突き立てた。