立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-金で買える恋もある

木々は色付き落ち葉となり、ボーダー柄に日焼けした素足を見るとこの前まで暑くてげんなりしていたのにと夏を遠い昔のことのように懐かしむ。さんまの季節もぼちぼち終わり、新栗がうまく、鍋が恋しくなる季節でもある。すっかり秋である。

 


例えば、20,000円払って高層ビル最上階の高級レストランからの夜景をカメラに納めるよりも、2,000円支払って水族館でイルカショーの写真を撮るよりも、案外、近所の管理は行き届いているけれど、夕刻の帰宅途中の小学生や、恋に悩む女子中学生2人や、リストラされて帰るに帰れず、どうしようもなく公園にいるサラリーマンを見ることはほとんどないほどに人が少なく存続を心配したくなる公園の方が四季を感じるステキな場面を撮影できることもある。

 


対価を払えばいい思いができるとか、大きな間違いであると、薄々勘付いたのが確か高校卒業するかしないかくらいでおばけ屋敷行ってからで、断言はできないけれど、多分間違いないと気付き始めたのが20代半ばで30代になったら確信に変わった。それもこれも、経営陣の設定する価格と内容の釣り合いが取れていないと、また内容が私の好みに合わないから不満が積もるのだ。

 


断言するが、私は貧乏なだけでケチではない。感動させられるものには、渋らず金を出す。だけど、タイミングが無くてたった1度しか行かなかったし、もうすぐ切れる水族館の年パス代を返しておくれ、3分の1でいいから、悪いけど。