立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-朝、目がさめるまで

すごく、すごく心地良い夢を見ていた。暖かな陽気に包まれながら昼寝する夢だった。何重にも重ねた羽毛布団の上で横になり、さらに何重にも羽毛布団を掛け、寝返りうつのもままならぬ、ほとんど身動きがとれない状態で、眠くて眠くてたまらない、という夢だった。うとうとする時間が極上の時間であることは多くの人と共感できる事実である。あの状態が夢の中で続いていると言えばどれだけ心地良かったか伝わるだろうか。

 


いっそのことずっとこのままでというには、あまりに贅沢過ぎるのはわかっている。だからお願い、朝、目覚ましが鳴るまででいいから。鳴るまででいいから。と、夢の中の出来事と気づいてか気づかずか、頭の中で言語化はせぬとも感覚的に心の中で何度も手を合わせ祈り続けていた。

 


極上の時間を全身で味わっている時ふとケツの右側にゴリっとした硬いものがあるのに気が付いた。怒ってやる。どなり散らしてやる。誰だ布団に石コロを仕掛けたのはとお尻の位置を変えようと身体をよじった時に下半身だけベッドから落ち目が覚めた。キンと冷えた窓のサッシが踵に当たり、無理やり極楽から地獄へ突き落とされた心地のする朝だった。夢の中で石コロだと思ったのは、眠る間際までネットサーフィンを楽しんだスマホだった。

 


片脚だけ地獄に突っ込んだとはまさにこの事ですね。