立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-バロンドール発表の後の景色

時代が、変わったか。

 


もはやサッカーファンだと公言するのも恥ずかしくなるくらいプレーからは遠ざかり、観戦もテレビで日本の親善試合ばかり。そういや、6月のワールドカップはそこそこ見たけれど、そんなもんである。貪るようにサッカー雑誌を立ち読みし、ウイイレでイメトレしていたことが懐かしい。

 


随分と疎くなった。90歳のばあちゃんのかるたくらいサッカー選手に対する反応が悪くなった。特に10代のプレーヤーなんかほとんど知らない。ワールドカップで活躍した選手は何となくわかるが、これから活躍しそうな才能開花前の選手を見つけることももはや難しい。だけどそれでもレアルでナンバー10を背負うモドリッチくらいは私でも分かる。

 


振り返って見たら丁度10年である。バロンドールがC.ロナウドかメッシ二人だけの獲得合戦になってから。ロナウド5回にメッシ5回。稀代の天才が同年代に二人も生まれるとこうなる。サッカーの神も退屈していたのかもしれない。何か新しい刺激をと、天才プレーヤーを二人産み落としたなら、過去のデータだけを見るとなんとも単調で淡白となってしまった。

 


かつてディープインパクトという競走馬がいた。記憶に新しく、覚えている人も多いだろう。単勝オッズが1.1とか1.2とか、賭ける意味もほとんどなく、ローリスクローリターンな時代があった。メッシとロナウドは言わばそれであると言えば言いたいことが伝わるだろうか、いや伝わらないだろうよ。

 


今年もどうせ…バロンドールの発表を楽しみにしているサッカーファンならそう呟くのも仕方がない。ずっと二人の時代を見てきたのだから。

 


それが平成最後のバロンドールに選出されたのがルカ・モドリッチ。そうか、モドリッチか。とうとう時代の変遷が始まったか。