立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-エースが点取る試合が好きだ

2点までと決めていた。日本かイラン、どちらかが2点とったら試合が決まると思ったから、2点まで2点まで頑張れと、ピッチで走り回る選手よりも自分に喝を入れていた。

 


近頃、月曜日がとにかく眠い。前の晩が遅いとか、仕事が大変だったとか、あまり関係なく、何をどうしても9時を過ぎたあたりから体が言うことをきかなくなる。だから試合終了予定時刻の深夜1時までとか、気持ちはあっても体がついていかない。

 


昔の名横綱千代の富士は、体力の限界という言葉を残して土俵から去った。横綱のそれとはまるで重みも質も違う上に、そのうえよく考えてないから意味合いもたぶん全然違うし言葉選びのセンスを問われるかも知れないが耳障りが良いからというだけで使わせていただくとしよう。

 

我も体力の限界なり…

 

(あくびの)涙で滲む画面の前からクッション性が少し失われつつある、だけど温かい布団にいつでも入れる準備をしておこう。心を整え歯を磨き、うつ伏せで寝るか横を向いて寝るか、はたまた悪い夢を見やすい上を向いて眠るか、涙を隠すなら上を抜いて寝るべきというところまでイメージして、試合開始を待った。

 


試合では前半、日本のミスから訪れた大ピンチで内臓がキュッと縮こまる感覚に陥ったし、もう寝ようかとも思った。アジア最強との呼び声高いイランに幾度となく攻め立てられるたびに全身に力が入り、自分への応援を忘れ、ピッチを走る選手に声援を送っていた。農耕民族の気質だろうか、負けそうな試合ほど燃えるのは。前半をスコアレスで折り返す頃には目も冴え冴え、後半開始に向けてダイエッター用のヘルシー食の王道、豆腐を食べホイッスルを待った。

 


試合が動いたのは後半が始まりしばらくしてから。転がるボールがラインを割るとふんでプレーをやめたイランの選手に対し、最後まで諦めなかった南野選手の、よくそこに上げたな、という正確無比なクロスに合わせた大迫選手のヘディングシュート、からのゴール。

 


私はエースストライカーが重要な場面で点を取る試合が好きである。経験者ならわかると思うが、厳しい試合ほどエースが決めるとチームに自信がみなぎり活力が生まれる。だから正直、勝ったな、と心の中で思った。口に出して負けると凄く嫌な気分になるので口には出さなかったが、心の中で勝ったな、と力強く思った。まあ、例えば堂安選手や長友選手なんかが点を決めても、勝ったな、とは思っていただろうけど。

 


結果は厳しい試合だったのは間違いが3-0。本当に良かった。延長の末PKとか、翌日の私のコンディションに影響する。良かった、90分で決まって良かった。5時間睡眠を確保できそうだし、翌日はなんとかなる。色々ホッとして、喜ぶ気持ちのまま、布団にダイブした時、左手人差し指を軽く突き指した。