立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-上りエスカレーターで天井を見上げる

地下から地上に上がる、やや長いエスカレーターでパラパラと帰宅中のサラリーマンが右側をさっさと歩いて登る中で、歩く元気もなく左側に立っていた。何人も右側から私を追い越して行く中で1人、4〜5段ほど空けて私の前にスッと入ったのは女子だった。

 


ショートヘアの、髪を緑に染めたアーティスティックな雰囲気が醸し出すこの女子は、やや短めのスカートを穿いていた。どんな格好をするかは本人の自由。髪を緑に染めるくらいだからファッションにも人並み以上にこだわっているはず。だけども一言言いたい。そんな程よい高さの場所にスカートがあったら、まるで私が盗撮でもしてるようじゃないか。ぼーっと前を見ていては、お尻を眺めていると思われそうで、だからと目線を落としても、(持ってはないしそんな趣味もないが)仕込んだカメラの位置でも確認していると思われそうで、だからと言ってスマホでも手に撮ろうもんなら、右肩を叩かれかねない。だからしょうがなく天井を見上げた。見たくもない薄汚い天井見上げてましたよ。

 


シュークリームのことを考えてました。ホイップクリームとカスタードが半々に入って周りの皮がクッキーのようにサクッとしたパイ生地で、昼の3時とか4時とかの眠たい時間帯にコーヒーと一緒に楽しみたくなるシュークリームを考えていました。隣にある下りのエスカレーターですれ違う人の何人かと目が合いました。そりゃそうでしょう。不自然なほどに首を曲げたくたびれた男がエスカレーターで上へ上へと運ばれていくのですから、よっぽど滑稽だったのでしょう。目が合った人の何人かはつられて同じように天井を見上げていました。


もし上りエスカレーターで上を見上げた男性がいたらきっとそういうことです。