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立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

ニコイチ

携帯電話を持ち始めてから17〜8年、メールを始めたのもその頃で、1時間に100件も来る迷惑メールに睡眠を邪魔されて過ごした事もあった。何度メールアドレスを変えても、どこから漏れるのか、一通の迷惑メールを皮切りに堰を切ったように、やれ寂しい未亡人だ、やれセックスレスの人妻だ、などと卑猥なタイトルのメールが雨あられ。今から思えば何故か熟女系のネタが多かったように思えるが、盛りの付いた犬でも普通は引っかかりませんよと言いたくなるようなC級以下の雑な内容に舌打ちしつつ、変えたばっかりなのにと、また新しいメールアドレスに変更した経験がある人も少なくはないだろう。

昔に比べ、今は迷惑メール用フィルター機能も高性能になり、また、そう簡単にはメールアドレスを教えないなど、単純な危機感から来る自己防衛の意識が高まったおかげで1〜2ヶ月に2〜3度、送り先を間違えたキムタクやエグザイルのボーカルからくらいしか迷惑なメールが来なくなったのは喜ばしい事であるが、携帯やスマホがないと困る事だらけの今日からすれば、雨上がりに傘を持たずにお出かけをするような心地でもある。

閑話休題、次の更新までには引っ越ししようよと、2人なんだから少し家賃上げてもいいじゃない、1人になりたい時もあるのよと、転がり込んだ先の家主が言うんじゃ仕方がない。決して広くは無く、2人暮らしでは不自由しない程度の狭さではあるが、トイレと風呂以外はどこで何をしていても丸見え、丸わかりなお部屋じゃ確かに女子には都合が悪いだろうと、アパートを引っ越す決意をし、数ヶ月かけてじっくりと次住むアパートを探していた。これと言った物件がなかなか見つからず、いよいよ更新も視野に入れなければと思っていた矢先、ようやっと見つかった。不動産屋にすぐに連絡し、そのまま契約するからと押さえてもらい、内覧もせずに判を押しに行った。

アパートが決まれば今度は引っ越し業者である。徹夜してでも、何往復してでも自分で全部やってやろうなんて体力も気力も満ち満ちていた事もあったが、それは遥か昔の話。体力無し気力無しでできる限り楽をしたい、ふかふかのお布団でゆっくり寝るのが1番の楽しみなお年頃なので、引っ越し業者の力をお借りしなければならないのである。ただ、目の前の貧困問題は慢性化しており、お金に糸目をつけずにと言う訳にはいかず、できる事なら最安値で、しかも値切れるものなら値切りたい、セコく小さな人間に育ってしまった。

最近ではネットで簡単に見積もりが出る便利な時代になったが、便利なものには大なり小なりのリスクがオマケでくっ付いてくるものである。それは分かっている。慈善事業で引っ越しを手伝ってくれる業者なんて一つもないし、一度に複数の業者に見積もりを取ってくれるサービスは広告料、紹介料をもらってる事くらい誰でも知っている。無料で出してもらえる見積もりで、メールアドレスや電話番号を聞かれるのは見積もり額を教えてくれるのと同時に、広告、営業がありますよと言われているようなもので、正直言って煩わしいのだが、少しの間だけは仕方なしと、背に腹は変えられず、下調べで安そうだった業者にアドレスの登録を行った。

すぐに完了メールが2通届いた。完了を通知するなんて普通は1通で十分、よっぽど長い文章でまさか2通に分けたのではあるまいと、中身を開くが内容は全く一緒。顧客IDだけが、何故か2番違いであった。同じメールが2通立て続けに届くと、何かを催促されているような、せっつかれてるような、そんな気持ちになるのは私だけだろうか。これはもしかして、と不安に思うことは大体的中するもので、見積もり額のお知らせ、提案1、提案2、お知らせと、全て2通づつ送られてくる。熱心なのはよくわかる。よくわかるけども、どうか間違って登録している片方を消去してはもらえないだろうか。2通づつメールが来る以上あなた方には頼む気がおきません。