立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

ミニマリストの保存先

ミニマリストや断捨離という言葉が流行るずっと前の事である。高校3年の修学旅行では、行きは着替えなどをドラムバッグに詰め込んで、初日、二日目、三日目とどんどん荷物を実家に郵送し、帰る時には財布と携帯だけで、なぜか先生に注意された経験があり、持ち物をなるべく少なくするのは、子供の頃からの私の性質だと思っている。


このブログで何度か触れたが、今でこそ同居人がいる生活だが、京都に来る時も、持って来たのは必要最低限。洗濯機、冷蔵庫、パソコン1台と着替えだけで、初めの一週間はバスタオルを布団にカチカチのフローリングで寝ていたのは今となってはいい思い出である。


断捨離を趣味としているが、物欲が強めの知り合いがいる。欲しいものはどんどん買うが捨てるものも迷いなく捨てる。デスク周りの書類や資料も整理と称して必要最低限だけ残して捨てまくり、パソコンのデスクトップもChromeとゴミ箱だけという徹底ぶり。で、必要なデータはと聞くと、ちゃんと保存してました。


ゴミ箱の中に。


いつでも捨てれるようにと、捨てる準備をしていると、捨てるために仕事をしているのではないかと思ってしまうそんな人である。確かにゴミ箱を空にしなければそのまま残ってはいると思うのだが、それにしても斬新な方法である。何かが間違っている気がしてならないし、何が悪いの、ちゃんとデータは取り出せると言われると、モゴモゴするだけで何も言い返せず、少しだけ羨ましいという感情と悔しさが入り混じった今日この頃なので、今夜は奥歯と布団のありがたみを噛み締めながら眠るといたします。それでは。