雑記-そろそろ夏の季節です

蝉の声は太陽目指し空高らかに、風鈴の音色は涼しげに静かに響き、クーラーの音はテレビをかき消す。そう、我が家のクーラーはよく効くけれど、やたらと音がうるさいのである。

モーターの音だろうか、ファンの音だろうか。どちらにせよ耳を通って脳内に響く継続的に低くうなるその音は不快そのもの。ならばクーラーをオフに、扇風機をオンにといきたいところだが、昨年、メルカリで物が売れる楽しみに取り憑かれ、あまり使わないとの理由で扇風機を売り払ってしまった。賃貸ならクーラー直してもらえよという声が聞こえそうだが、我が家にクーラーはリビングと寝室に二台あり、何故かリビングのクーラーは残置物扱い。要するに修理代は我が家持ちという代物なのだ。

なら、少しの後悔と少しの小遣いを残し我が家を旅立った扇風機の代わりを用意すればいい。しかし、まだ我慢できない暑さではない。それにさあ寝ようかと電気を消して立ち上がった時、机の角に膝を打って、床でのたうち回るうちに壁を蹴り、その衝撃でクーラーの中のネジが締まって静けさを取り戻すかも知れない。買うにしてもまだまだ先、私の財布の紐はそんなに緩くない。扇風機のメーカーとクーラー修理の業者にそう言い聞かせたい春の終わりである。

サウナは好き、ラーメンも好き、ラモス瑠偉も好きだけど、暑いのが嫌いである。熱いからと言って嫌いにはならないが、暑いと聞くと後退りしたくなる。もっと具体的に言うと、28度あたりからそれ以上の気温になると、「無理」である。今年も危険な季節がそろそろやってくる。