立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-倍嬉しい休み方

目が覚めたのは朝6時になろうかといういつもより30分も早い時間だった。理由は小鳥のさえずりが聞こえたわけでも、ジョギングを始めたからでもなく、尿意によるものに他ならないが、そのついでにスマホを確認した。昨晩、待てど暮らせど会社から本日は危険なので全員休みだという知らせが来ず、流石に朝までにはラインのグループで流れてきているに違いないと眩しい光に目をシバシバさせながらチェックしたが、確認できず。

 


ああ、今日仕事行くのか…危険を顧みず、吹けば消えるような給料のために仕事行くのかと、深いため息を吐き、再び入ったベッドの中で出勤のために、寝起きでぼんやりと膨れ上がった気をキュッキュッと少しずつ引き締めながら、小中学の頃を思い出していた。あの頃は9月10月になると毎日、台風来いそれるな直撃しろ、と不謹慎なことを空に祈っていた。もちろん休校を願ってのことだが、人の本質は今も昔もさほど変わらぬようで、流石に台風来い来い、雨風降らせ、なんてことは思えないにしろ、直撃するなら交通機関止めるレベルで、会社行けなくても文句言われないレベルでお願い、くらいは心のどこかで思っている。

 


願っても叶わず、なるようにしかならないのは十分わかっているが、気付けば神に仏に祈るのは何故だろう。暇なのか、寂しいのか、それとも何かにすがりたいだけなのか、天に祈って叶ってしまえばだれもこんなに苦労してないのにどうして人は私はこうして祈り願うのだろうか。休暇届を出せば叶うのはわかっているが、そうじゃない。私の欲しい休みはサプライズ的な休みだ。早起きして重い体を引きずって会社行って、今日は休みなんだと言われたなら、来て損したわー、とか、言っといてよねー、とか不満たらたら迷惑顔の一つもするが、それでもサプライズ的な休みがいい。なぜなら、休みだとわかっているより、倍嬉しいからです。