立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-理想の生活像

ソファに横になってだらしなく、すでに冷めきっている崩れかけのハンバーガーにかぶりつきながら、洋画と邦画を一本ずつ消化した頃、夜がほんのり明けはじめる。街が最も静かなこの時間帯、窓を開けて紫煙をくゆらせ、映画の余韻をしばらく楽しんだ後、口にした肉とバンズのカロリーの何パーセントかを消費するべく、ジョギングに出かける。空は薄っすら青と白のコントラストがうかがえるよが、まだまだ街は眠っているようだ。建物の合間から照らす朝日は眩しく日陰に入った時に頬を撫でる風が心地よく、地面を蹴る足に自然と力強さがみなぎる。心が湧く。あと少しあと少しと予定していた5キロよりも1キロほど多く走ったところで、ジョグをやめ、息を整えるため歩きながら、ゆっくりと家に帰る。流れ出た汗に日頃の不摂生を思い出させる濃いしょっぱさを舌で感じ、少し熱めのシャワーで汗を流すと、少しだけ若返ったのではないかと錯覚し、鏡を見たが、腹のたるみは変わってはいない。冷たく冷えた水を一気飲みして、座ることなく、朝ごはんを作り始める。軽く塩胡椒を振った、ゆるめの半熟ベーコンエッグになるように気をつけながらフライパンを火にかけて、トースターには5枚切りの食パンを2枚のせる。食パンが焼きあがる頃にフライパンの火を止め、食パンの上にのせてかぶりつく。トロッと垂れる黄身を人差し指ですくい上げ舐める。うまい。至高の時間である。ものの2分で完食。約束は夕方から。まだまだ時間があるから一眠りしよう。

 


お金の心配がいらなくなったら、北海道とかで半年くらいこういう生活をしようと思う。少なくとも来世以降までは無理だろうけど。