立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-テーマとコンセプトに合ったフライパン探し

フライパン購入について、1ヶ月悩みに悩んで迷いに迷った。今買うべきか買わぬべきか、買ったはいいがロクに使わずなんてことはないか。ありとあらゆるシミュレーションをして、無駄な出費ではないし、確実に買いだと答えが出てから数日が経った。以前にネットの契約した時のおまけとして、7,000円分のTポイントが入った。

 


いつも我が家は1000円以下でそこらに売っているテフロン加工のフライパンを使っているが、ほとんど毎日使うだけあって長くて3年、平均して1.5年で買い換えているとなると、15年で10,000円近くの出費となる。

 


実家ではティファールを使っていたが、どうやら強火の料理には向かないらしい。かつて中華の鉄人と呼ばれていた人だったと思うが、家庭でうまいチャーハンを作るならフライパンを充分に焼いて熱することと言っていた。油いらずの焦げ知らず、手入れが簡単、と世に広まったテフロン加工だが、中火以上でその性能を失う耐久性を考えたなら、実はコストパフォーマンスに優れているとは言えない。

 


そもそも、「身の周りのよく使うものほど、一生モノで」をテーマに始まったのがこのフライパン探しである。私からしたなら「手入れが簡単」というキャッチフレーズはくせ者だ。一生大切に使おうという物に手入れが簡単なものなどない。手間ひまかけて丹精込めて手入れして、大事に使うことでようやく自分のモノとなる。

 

 

今回見つけた7000円で買えるフライパンも恐らく手入れをしたなら30年以上は使えるはず。本当なら20000円くらいのやつが欲しかったが、さすがにそれは許可が出なかった。それでもフライパンに7000円はなかなかの贅沢であると思うが、だけど長い目で見たらきっと安い買い物となるように大事にしよう。

 


残り60年余り、モノを捨てない、嫁に捨てられない、が私のコンセプトである。
 

雑学-鼻の下に線がある理由

以上だ。質問は無いな、解散。

 


急に集合をかけられたかと思えば、一方的に言いたいことを吐き散らして解散。あれから6日家に帰れていない。トップの気まぐれには辟易していた。逆らえば有無を言わさず首を切られ、ミスを犯せば出世コースから大きく外れてほぼ再起不能。部下を鼻をかんだ後のティッシュのように捨てるのがこの会社だ。

 


新卒で入社以来、本社の設計部門に僕のデスクがまだ置いてあること自体奇跡なのかもしれない。同期の9割が子会社へ出向か自ら会社を去った。設計の部屋は私と、口を開けば怒鳴りちらす恐ろしい部長以外は入れ替わり立ち替わりが激しい。だから一緒にお弁当を食べたり、休日にバーベキューを楽しむような仲のいい同僚はいない。

 


そんな設計に長年居座る僕はエリートと呼ばれるのかも知れないが、決してそんなことはない。波風立てず、失敗とか成功とかに影響を与えまいとチャレンジせずに、自分を殺し、ただただ無難な選択を間違わずにこなしてきたに過ぎない。入社当初会社のトップに登りつめてやろうという野心はあったが、290円分の10円ハゲができるほどの多忙に、その野心をどこかに仕舞い込んだまま、である。

 


今回のプロジェクトは地球という新しくできる星に住む生き物の設計。なんだかんだでどうにかあと一種までこぎつけたが締め切りまであと数分。時間がない。これに遅れると僕も左遷される。どうしよう、何も浮かばない。こうなったら適当に、二足歩行で知能が高く、戦闘力は持たない。背丈はこのくらいで、一応オスとメスを作って、よし、これでいい。データ送信。ふう、ギリギリ間に合った。どうやら6日ぶりにゆっくり眠れそうだ。

 


…あっ、デザインしやすいように書いた鼻の下の中心線、消し忘れてる。…まあ、獰猛な動物の前では、まず勝ち目はない。いくら知能が高くても、どうせすぐに絶滅するから修正しなくていいだろう。さて帰ってビールでも飲んでゆっくり眠るとしよう。

 


--以来、人は生まれながらにして鼻の下に溝がある。

雑ネタ-インタビュアー失格

--木暮選手、9度目のチャンピオン防衛おめでとうございます。


ありがとうございます。


--今日の挑戦者は元嫁の今の夫であるジョージル・カース選手でしたが、やりにくさはありませんでしたか。


元嫁とかは関係ないんですが、カースはスタミナがあって間合いになかなか入れないほど早い。そういう意味ではやりにくい相手でした。


--途中、相手から執拗な挑発を受けていたようですが、やはり相手にとったら嫁の元旦那と言うことで、嫉妬などが入り混じっていたからこその執拗な挑発だったように、こちらからは見えました。木暮選手にとってあの挑発はどのように考えますか。


カースは試合のペースを握るのが非常にうまい選手です。悪質とも言えそうな挑発も戦略のうちで、相手の冷静さを失わせてペースを握っていた試合もここ2、3年で多く見られた。元嫁は関係ないと考えます。


--なるほど。木暮選手は2度ほど結婚に失敗していますが、チャンピオンの防衛はうまいですね。


僕にはボクシングしかありませんし、それだけは世界一でないと、生きることに価値を見出せなくなるので、死ぬ気でトレーニングと試合に挑んでいます。


--家庭は守れませんが、ベルトは守れると、そういうことでよろしいでしょうか。


家庭を顧みずボクシングに全てを捧げていると、結果的にそうなってしまっているかもしれません。


--本日はおめでとうございました。

雑記-あまりに早い目覚めと共に

週末に向かうにつれ、撮りためたドラマを1本消化するのでギリギリ一杯な疲労度では薄めに作ったハイボールが心地良い。今日は寝るぞ、週末夜に向けて今日は寝だめしてやろうと固く決意した木曜日。歯を磨いた後横っ腹が痛くなるほど全力で腿上げをし、ほんのり身体が温まったところで息を整え、そのままベッドに入ればものの2分で夢の中である。

 


ノンストップで8時間は寝たい。10時30に横になったから、計画通りなら目覚ましが鳴る時間にちょうど8時間。偶然とはいえ今日は8時間眠れる日なんだと嬉々として目をつぶった。よく寝たという気持ちとまだ眠れそうという気持ちが程よくブレンドされて目が覚めた時間が夜中3時。流石に早起きし過ぎだろうと再び目を閉じるが、すんなりとは眠れずに、ずっとウトウトウトウトウトウトウトウトウトウトしていた感覚のまま気づけば6時。

 


今度は冷えと眠気に加えて尿意が脳を刺激して不快なまま仕方なく身体を起こす。便所へ向かい用を足すと、小便と共にやる気元気勇気が流れ出た気がして、もう一度横になるかそのまま起きてしまうか考えた挙句、ソファで眠ることにした。ベッドで眠っても良いけれど、次目を開けたときにはとっくに始業時間が回ってたりして、大遅刻をしたがために、最近ちょこちょこと稼いでいる残業代を経営者に取り上げられるという、他人の不幸は蜜の味がするその辺の性格悪い中年男性好みの展開もナシではない。ナシではないが、たまるか! 蜜の味させてたまるか! と、キャラになく怒鳴ってしまうのは、間違いなく寝不足のためだろう。

 


さあ、変なテンションでご飯食べながらブログ書いてたら、あっと言う間に7時30分である。着替えて会社行って来ます。そのうち戻りますので、カーテン開けずにベッドは温かいままでよろしく。
 

雑記-コーヒータイム

ケトルでお湯を沸かしている間に苦味の強いとっておきの豆を挽き、遠くはグアテマラのコーヒー農園農夫の、日焼けして笑うと目尻に深く刻まれる皺を想像して、感謝の気持ちで心を満たしながら、ひとかけらも無駄にしないようにフィルターに移す。一旦、コーヒーサーバーに沸きたてのお湯を移して気持ちだけ冷ましたお湯を再び先が細くとんがったコーヒードリップ用に使っているヤカンに移す。挽いた豆全体に行き渡るように一滴一滴丁寧にお湯を落としながらじっくりと豆を蒸らす。立ち昇る湯気に紛れるコーヒーの香りが部屋を包む。この瞬間のために手間暇を掛けていると言ってもいい。

 


ピンポーン

 


家のチャイムが鳴った。人が浸っているときに…ドアホンの液晶を除くと宅配便のお兄さん。何か買ったっけと思いながらロックを解除してドアを開けると、汗だくでダンボールを両手に突き出すように持った青いユニホームのお兄さんが立っていた。

 


お名前間違いないですかね。ご確認お願いします。

 


箱に貼られた納品書を見たら201号〇〇様と書かれていた。バカヤロウ、うちは102だよ、確認すべきはあんただよ、102と201、似ているようで全く違う。マンションの入り口からやり直せ、このヤロウ、とは言えるわけもなく、うちは102ですよと優しく伝えるのが精一杯。

 


部屋に戻るとまだはっきりと残るコーヒーの香りをフンガフンガと吸い込んで、再び農夫の顔を想像する。海老フライにはタルタルソース、小寒い秋にはコーヒーがよく合う。安らぎのコーヒータイムを楽しもうとしてたのに、お湯の分量を盛大に間違えた。
 

雑記-味のないケーキ

暑くなく、寒くなく、半袖では物足りないがコートまだは必要ない1年で最も過ごしやすい季節となった。ある人は恋するよりも甘いスイーツを意中の人と隣同士で縮まらない微妙な距離間で食べ、またある人は生涯の伴侶に誓った人との不意に訪れた別れに、キャビアよりも塩っ辛い涙を流す。幸も不幸も起こった出来事全てが心を動かす季節、10月の暮れ、間もなく11月の入りである。

 


抗いようがなく渦巻きに飲み込まれるように日々の業務に追われて追われて、気づけば人に対する優しさが失われつつある。心の余裕と時間の余裕がほとんどイコールで結ばれる私の心は冷蔵庫で2日間放置した天ぷらよりもしなびている。いつまでこの状況が続くのだろう、いつか終わるのだろうか。週末終電に揺られる飲み屋帰りのそこらの親父のように、ウップウップ言いながらも不平不満のほとんどを飲み込み今のところまじめにやっている。

 


仕事で泣いたことはない。いくら失敗しても、できないと言われた無理難題をこなしたとしても。怒りを覚えて心の藁人形に三日三晩釘を打ち付けたことはあっても、泣く感情に針が振れたことはなく、結局どこかで他人事。帰って飯食えば全てゼロにできるタイプだから得な性格ではあると思う。だからだろうか、多分まだまだ容量には余裕があるようだ。夢の中でもダイエットしながら、嫁に隠れて味のないケーキを頬張っているようならもう少し大丈夫だ。

雑記-ダイエットの効果

本気だけど甘く緩めのダイエットを決意してからもう間も無く1ヶ月となる。夜9時以降は水、お茶以外は口にしない、甘いものはレッドブル以外禁止と決めたからなのかは分からないが、ここ最近、目覚ましよりも早く、腹減ったーと目覚めることがある。

 


今日もそうだった。真っ暗な部屋の中で腹減ったーと目を開けたわけだけど、カーテンから漏れる光から察するに外がまだ薄暗く、布団をかぶっていたのに肌寒く、どうやら随分と早起きしたようで、いつもはスマホを見て時間の確認をするけれど、あまり早ずぎる時間に目が潰れる眩しさで脳が覚めてしまってはよろしくない。なので、空腹のことは一旦意識から外してそっと目を閉じ、電車の音を待つ。

 


我が家のそばを走る電車は経験上、恐らく5時過ぎが始発。その音がしなければまだ夜中であると判断して、再び眠りにつくべきだ。じゃないと身がもたない。思えば土曜日出勤が始まり、先週唯一のお休みである日曜なのに、田舎から両親が押しかけてきて、嫁は嫁で試験があって寝不足。尊い日曜を忙しなく休む間もなくただ消化したとあっては疲れはないという得意の強がりもでないほどに身体は疲弊している。だからか疲れ過ぎて眠れず目が覚めたのかもしれない。考えれば考えるほどに湧き出る不安を押し殺してウトウトし始めた時に電車の走る音がやけに大きく耳に入ってきた。

 


心地良くも気になるほどでもない、聞き慣れた音がいつもより大きく聞こえたのは、風向きとか空気が澄んでいるとかいろいろな条件があるにしろ、空腹による感覚の冴えがもっともな要因だったように思えてならず、ちょっと早い朝食を食べるべくムクッと起きだし、嫁子供が横で眠る寝室をそっと出た。いつもの朝食の卵かけご飯に納豆をトッピングしようと納豆をかき混ぜていたところ、タイマーをセットしていたご飯がまだ炊けておらず。それもそうだろう、予定の1時間も早く起きたのだし。仕方なく納豆だけを食して、ふと容器みたなら消費期限が1週間切れた納豆でした。

 


もしもお腹が痛くなったなら、土曜日にも出勤させる会社のせいにしておけば、心穏やかに過ごせそうです。それでは。