日常業務と忘年会準備に追われる師走2017
忘年会の季節である。私が勤める会社でも周囲と歩調を合わせるかのように忘年会が開催されるが、この会社の忘年会は毎年お世話になった外注さんを数十社数十人を招待して盛大に行われるのだ。
事務の私は外注さんと話す機会はそうそうなく、顔まで知っている人は片手で余る程度である。正直なところ、私は誰が来ようが誰と同じ席になろうが関係はなく、適当にやったらいいのにと思うのだが、組織というものはどうにも堅苦しくを望むらしく、そうもいかない。
ゆるやかにゆるくゆるしてをモットーに生きる私には会社の考えが到底理解はできない。だから不満こそ溜め込みはするが、言われたことには逆らわず、だけども陰で愚痴るし、寝違えて困れぐらいの念は送るが、場を荒らすようなことはしない。今年のまだ始まっていない忘年会について、すでに腑に落ちない点がある。
毎年忘年会の準備は内勤の者数人で手分けしてやるのが普通である。私には業者にFAX流して出欠をとる係が回って来たのだが、まあ、そこまではいい。そこからバスの手配、座席表の作成、店とのやりとり、ゲームの景品の買い出しと、考えられるほとんどの事前準備を私がやったと、一体誰か分かっているのだろうか。
もちろん自ら進んでやったわけではないが、グイグイと見えない何かに背中を押されて流れに乗せられて、気づけばほとんどやらされた形である。
暇だったわけではない。むしろここ数日間は、自転車のブレーキの掛け方が分からなくなるほど忙しかった。夜空見上げて震える指で星座をなぞるので精一杯だった。とにかく忙しかったが、先の件も日程ギリギリ、そのためだけに残業もした。
手伝いましょうかの一言があっても、少しばかり手を貸してくれてもバチは当たらないだろう。今年は準備を楽させてもらいました、では私の心は全く満たされない。
仕方がないので忘年会準備で最も忙しくなるであろう前日に休みをもらうことで一矢報いたつもりでいるのである。ほとんど準備は終わっているが。皆さんも損しかしないお仕事にはお気をつけください。それでは。