立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-ストレスがたまるチョコ

カレーが出ればスプーンで皿の底にヒビを入れんばかりの勢いでかき込み、ラーメンが出れば2吸いで麺を平らげチャーシュー、メンマ、卵は3噛みで飲み込み、熱々スープはふーふーしながら4口で飲み干す。ゆっくり味わって食べなさいと親だけでなく、学校の先生にも言われた記憶はある。それはたしかにそうだ。まちがってはいないし、むしろ正しい。言いたいことはよく分かるのだが、ご飯や果物などを口が閉じなくなるほどにかき込み食べるのは、どうしてああも美味しく感じるときがあるのだろうか。


飲み物にしたってそうである。先に断っておくと、覚悟はもちろんのこと、自他共に認める実力が伴わないと、簡単には口にしてはいけないと思われる、カレーは飲み物だと言えるレベルには私は達してはいない。それが「かき込み食い」のプロレベルとしたら私なんてまだまだアマチュア高校生レベルではあるし、あまり偉そうなことは言うべきではない。


だが、水やお茶はもとよりコーラやビールなどの炭酸も、運動やサウナでしこたま汗をかいた後一気に飲み干す時の幸福感たるや、それに勝るものを探す方が難しい。飲み物の味はいつと変わらないが、それを食す時の状況と食し方で3割増し、4割増しの快楽を得られる方法を体が備えているのは神が人間を設計するときに組込んだご褒美システムと思えて仕方がない。


育ちが悪い、下品だ、大食らいの化け物だ、舌バカだ、結構結構おおいに結構。批判悪口お好きにどうぞ。なんと言われようが構わない。なぜならうまいという感情に勝るものはほとんどないから。こればっかりは仕方がない。


それを踏まえて本題である。先日仕事の合間に買ったストレスを低減するという謳い文句のチョコの裏面に、「1日あたりの摂取目安量5粒」と書かれていた。さらにその下には「過剰摂取を避けるために目安量を超えて摂取するな」というようなことが書いてあった。デスクで封を開けて3粒ほど口に放り込んだ後にその文に気付いたのだが、過剰摂取を避けるためにその日食べられるチョコはあと2粒。たった5粒ならばかき込み食べるのには頼りなく、朝一番でその日の摂取量の半分以上を食べてしまったなら、計画性の重要度が急に高まり、よって頭をかきむしりたくなるようなストレスを感じている。