立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

中秋の名月だった昨日

昨日は中秋の名月であった。少し寒い夜だったが、それでも年に一度のお月見をするにはいい気候で、ちょうど目の前には古い和菓子屋さんもあることだし、お団子用意して熱くて渋いお茶をベランダですするのも悪くはない。


悪くはないが、6月頃に買った、マニアには鼻で笑われそうだけど、10万もしないが私にとっては自慢の一眼レフをここ一ヶ月ほど触ってなかったし、夜の街を満月の明かりで散歩しながらカメラに収める、こんなお月見があってもいいんじゃなかろうか。


秋の風物詩の一つ、お月見が街を彩るのは今夜だけ。ならば洗濯やアイロン掛けをほっぽって、一歩外に出ようじゃないの。いい写真が撮れる度、月に手を振りウインクし投げキッスして…帰りに月見バーガー買ってベランダでちょっといい豆でいれたコーヒーをすすりながら食べようじゃないの。いいお月見ができそうだ。


お月見のスタイルは十人十色でいいと思うし、私に合いそうなのはどうやら後者である。日本っぽくないと言われそうだし、風流じゃないとも言われそうだ。だけど私はこれでいいと思う。月を楽しみ慈しむ心は同じなのだから。


と、ここまで語っといてごめんなさい、昨日は月を見ていない。いつもベランダで吸うタバコでさえも一本も吸わなかったし、夕方帰宅してシャワー浴びてから一歩どころか1ミリも外に出ていないからいい気候だったのか、晴れてたかどうかすらも知らない。


白状すると、終わったドラマの消化、おばさんから頂いた美味しいカレーの消化、嫌いな上司のなかなか飲み込めない一言の消化に忙しく、気づけばリビングでよだれ垂らしてウトウトしていて、目を覚ました頃には中秋の名月とやらはすっかり頭から抜け落ちていた。


肩を落とす程ではないが、年に一度のことだったと後から聞かされると何だか損をした気にはなる。だからと言ってどうしようもこうしようもないので、とりあえず今夜は油っこい食べ物を欲する夜食に月見バーガーでも頂くとします。それでは。