立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

少し切ない夜よ

寝る前に天気予報をチェックして、起きてすぐにまたチェックして、家出る前にもまたまたチェックして、どうしてそんなに天気を気にするのと問われれば、通勤がチャリだからだよコノヤローと言いたくなるのです。


だいたいの自転車には屋根はついていませんから雨が天敵なのは言わずもがなですし、点滴くらいポタリ、ポタリと落ちて来る雨なら問題無し、イイヤッフーッとチャリに跨るのですが、最近は梅雨に加えて台風の影響からくる大雨に敏感になっているのです。


カッパ着ればいいじゃないかとよく言われるのですが(この前ポリスさんにも言われた)、冬ならまだしも、夏にカッパ着て片道30分も自転車漕ぐと、ご察しの通り雨に濡れるのと変わらんくらい、真冬にでさえ半袖着てそうなマッスルを鍛えに鍛え上げた外国人が二度見するくらいビチョビチョになるんです。


電車かバスで行けよとよく言われるのですが、乗り換えやら徒歩やら待ち時間を考えると、自転車の倍くらいはかかる計算になりまして、その分起きる時間を早めるか、朝ご飯を諦めるか、はたまた大きいのを我慢するか、どれも毎朝のルーティンに欠かせない、削りたくない選択肢に起きて早々頭を悩ますのは心身共に良くはないので、優柔不満もあいまって、それならチャリで、となってしまうわけです。


なので多少の雨なら1択なのですが、最近の土砂降りで、今日はダメか今日は無理かと、おろおろしながらも、それでも雲の切れ間見つけてどうにか自転車通勤を続けているわけです。


雨の日には当然滑るということを頭に叩き込んで慎重に運転すべきなのですが、電動自転車でカッパきたお母様が、私だけでなく歩行者ですらも巻き込まんとする勢いで角からノンブレーキで不意に突っ込んで来まして、それ避けようとしてハンドルがつるんとなって、ダルんっと踏み外したペダルが勢いで1回転して脛にゴキっとなって、右に左にハンドル切って何とかバランス立て直したけれど、周りの女子に失笑くらうし、飛び出して来たお母さんは我関せずで見向きもせずですし。


家帰ったら脛に血の滲む青アザが出来ていて、心身ともに大きな怪我をするのが私だけというのが少し不公平だなと感じた梅雨の季節の儚い一場面でした。


何だか怪我が疼くので、今夜はユーミンの歌の歌詞にある、優しさに包まれたならと何度も口ずさみながら寝ようと思います。