立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

コラム-生活リズムと日々のルーティンは健康的思考をもたらした

心に刺さると思って読み始めた本が思いの外安っぽい内容だったので、目から脳へと流し読みで一気に流し込んだ。その本の中で呪文のように繰り返される、日々のリズムが大切、生活のリズムを整えよという言葉がやけに頭に張り付いて離れない。


小学校の時、年に一回のお祭りで踊らされた盆踊りは、嫌々やってた割に覚えは早い方だった。中学校の運動会でのダンスは嫌いじゃなかった。だけど、音楽の授業の歌のテストで音程を外して女子に笑われた時から、人に見られると笑われるというトラウマが私の中で大きくなり、人前で音楽(リズム感)を披露することを頑として拒み続けた結果、リズムと名のつくものをどこかに忘れて歳をとったようである。


起きてご飯を食べて会社に行って、出来るだけ気持ちや体力を温存しながら仕事して、帰ってご飯を食べてお風呂に入ってダラダラして眠る。平日は毎日これの繰り返し。嫌になる人もいると思うが、私は一度体が覚えたルーティンを、そう簡単には乱せない。


もしかしたら依存やクセという状態に近いのかもしれない。このルーティンこそが私にとっての生活リズムであるし、毎朝起きた時からリズムが始まり、決めポーズ(眠りにつく)まではこのリズムが狂わぬ淀みない時間を過ごせることが、日々の嫌なことを続けるための秘訣でもある。


生活のリズムが整ってくると、体にもリズムが出来てくる。朝はスッキリ目覚めるし、入眠もスムーズだ。間食も減ってきたし、体調のいい日も増えた気がする。まだまだ死ねない私にとって、健康的な思考に変わりつつあるのはリズムがもたらせた良い習慣である。


健康的と言いつつも、私は喫煙者で、やめる気はないが、紙巻タバコから電子タバコに変えて、日に二本しか吸わなくなった。朝の大きい方のトイレのお供で一本と、夜寝る前のリラックスタイムとしてベランダで一本。まだ先のことだろうが、このままタバコの本数が減り、いつかはやめるのかと思うと少し寂しくなり、一本一本をより楽しもうと思うのだが、朝のトイレで吸うのが習慣だからか、翌日の朝まで待てないせっかちな便意に、毎夜ベランダで出るぞ出るぞさあ出るぞとお腹をぐるぐる鳴らして急かされ、冷や汗をかくレベルとあらば、楽しめるものも楽しめなくなる。リズムがもたらす良くない習慣のうちの一つだ。