立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

コラム-快適なアナウンスとバス酔いするブレーキ

雨の降る日が増えれば増えるほど、電車とバスを乗り継いでの通勤となり、定期代で交通費を貰っている身としたら、公共の乗り物に乗れば乗るほどお財布事情に影響が出る。プライベートでもバスには乗るしお金も払う。ただただ文句を言いたいわけではない。ストレス発散のはけ口にしたいわけでもない。少しは売り上げに貢献しているのだから、1人の消費者としてたまには意見を言わせていただきたいのだ。


やけに渋い低音で鼻から抜ける感じの落ち着いたアナウンスに反してブレーキの荒いバスの運転手に当たって、ハズレだと思った。ハズレだと思ったが最後、エレベーターガール顔負けの上質なアナウンスにさえ、何を調子のっとるんだと苛立ち始めるのは私の悪い癖である。


バスの乗り心地で最も重要なのはブレーキだと思う。アナウンスは次どこか伝われば、かすれた声でも裏声でも痰の絡んだ声でも何でも良しである。私は乗り物酔いニストだからよくわかるが、バスの匂いや、人が大勢乗っている時の熱気が、乗り物酔いニストにとって最も辛い条件の一つなのだ。


1日に何百人何千人と乗り降りするからこもる匂いや熱気は仕方がない部分もあると思う。嫌なら乗らなければいいだけの話なので、辛い状況ではあるが、そこにクレームをいれるつもりは毛頭ない。ただそれに加えてブレーキが荒いとなると、


「ブレーキのキツイ運転手」と掛けまして「行列のできる屋台」と解く。その心は「よい やすい」。


と、謎掛けで遊べることになる。例えるならば赤鬼と青鬼、ピルロガットゥーゾ、プリンとババロアのようなコンビである。


逆にブレーキが丁寧な人は、私の経験上、ハンドル操作も荒いことはなく、そうなってくるとアナウンスも丁寧な場合が多い。


乗客はバスの運転手を選べない。ゆえにブレーキングが得意な運転手に当たるのは運次第ということになるが、運転手にとっても細かなことに文句言う、ややこしいお客はごめんなんでしょうね。