立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-図々しいやつ

ーケチなやつ

ー器が小さい

 

 

そんな風に言われないように出来るだけ自然体に見えるように、ふくらはぎがつりそうなくらいに背伸びしている。そんなもんだろ。なあ、男はだいたいそんなもんだろ。と周りを気にしているのは器が小さい証拠だろう。

 


株とギャンブルで家とか車とか借金せずに買ったと豪語する私より一回り歳上のスタッフが、会社に来るたび私のデスクへ寄ってきてフリスクを必ず食べる。もう習慣と言っていい。フリスクぐらいどうぞどうぞと初めに差し出したから、それに味をしめたか、朝の挨拶より先に「ください」である。「フリスクください」ではなく「ください」、尻尾のないエビフライのような、何かが欠けてる気持ちをさせられるようになってだいぶ経つ。当然ありがとうはない。

 


1日一粒のフリスクくらい全然いい。痛くも痒くもないし一粒と言わず二粒くれてやってもいいが、正直言って、ただでフリスクもらえると、当たり前になっている感じが凄く嫌なのだ。過去に一度だけ、いつもフリスクもらっているからとタブレットのガム一粒だけもらったことがある。一粒だけである。私が彼に差し出したフリスクは、控えめに、遠慮がちに端数切り捨て値引きして、どれだけ少なく見積もっても2ケースは下らない。なのにガム一粒って。

 


金額面でも心の満たされ面でも価値がまるで違う。それに想像だけど、それ、パチンコの景品じゃないのか。ガム噛んでるとこなんて見たことないんですけど。おまえの価値観どこにあるんだと言いたいところだが、先にも述べた通りが、ケチだとか器が小さいだとか言われたくないし、こんな事でギクシャクするのも馬鹿らしい。

 


嫌な思いをされず、悪い関係性にもならず、何よりケチな男だと思われないけれど、毎回フリスクが5回に1度フリスクになるくらいの、パチッと綺麗にテレマークを決められるような着地の方法はないものだろうか、誰か教えて欲しい。

 


自転車乗ってて屁をこいたら思いのほか音が大きかった時の対処法と、このフリスクレーション(フリスクめぐって溜まるフラストレーションなのでフリスクレーション)の解決策を導き出すには、秋の夜は短い。