立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

体のダルさとストイックな自分

いつだったか、何かの集まりかで会長が、仕事は掃除に始まり掃除で終わる、と言っていたのを聞いて、素直に素晴らしいなと思ったし、めんとくせーなとも思った。


気がつけば、というか最初から私しかしていない朝の掃除は梅雨のせいか週が始まったばかりだからか、はたまた前日に喰らった夕立の後遺症なのかはわからないが、やけに体が重く感じた。やる気のやの字も出ず、だけども下の階の人たちに、掃除してるなと思わせるためとりあえず掃除機の電源を入れ、か弱い女子の甘い吐息が漏れる部分を優しく撫でるように、おんなじ箇所を何度も何度も掃除機で撫でていた。

 

掃除そこそこにデスクに戻り通常業務を始めても体の怠さが抜けるわけはなく、今日はこんな日なんだなとなんとなく力抜いた時に限って面倒な仕事をどんどん言われるのが会社である。どうにかこうにか1日乗り切ったのだが、こんな時には汗と共に体の中の毒素を排出するしかない。週の初めだからこそ明日への活力が必要である。


いつもなら一択、サウナに直行するところなのだが、今日は以前から、正確に言うと年明けからやるやると言ってできていないジョギングをする絶好のチャンスではないだろうかと思うのである。昔、週に5日間ジョギングをしないと気が済まないほど、日課となっていたことがあった。その時のことを思い出せば、きついのは最初だけで10日ほど頑張って続けると走りたくて仕方がなくなることもわかってはいるが、なかなか重い腰が上がらない。


今日は嫁の帰りも遅いので食事の時間を気にしなくてもいいし、夕立も無さそうだ。きっかけなんて必要ない、やろうと思った時がその時である。さあ、今こそスタートラインに立つんだ。帰り道、自転車のペダルを気持ち強めに踏んで、帰り道を急ぎ、その甲斐あって家に着く頃には汗だくであった。普通ならばここで満足、十分に毒素は抜けたとシャワー浴びて終わりであるが、今日は一味、いや三味は違う。この程度では満足できないもう一人の、かつて友にストイックと言わしめた自分が、背中をグイグイッと押している。ようしわかった、こんな自分は見たことがない、やってやろう走ろうじゃないか、ジョギング用にとっておいたゲームシャツ、一回しか履いていない昔のトレシュ、運動ように買ったハーフパン…ツ、そういえば前の引越しで盛大に汚れたからと言って捨てていたのを忘れていたので、やはり今日はこんなもんだよねと、弱いもう一人の自分が一番強くなってしまったので、やはりシャワーを浴びて、テレビでも見て過ごそうと思います。それでは。