立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

結果オーライとはしたくない

正直言ってテーマに困っている。困り果てて昨日はルーニーに力を借りたし、一昨日はとりとめもない夢のお話。こんな所で躓いてられない、最後の一滴まで絞り出せと自分に喝を入れて、薄い絨毯の上にあぐらをかきピンと背中を伸ばし、パソコンの前にどでんと構えたはいいが、出てくるのは長い溜息ばかりでキーボードを叩く手は微動だにしない。


自由気ままに書けるから何とかなるだろうと両の手を広げて羽ばたくように始めたブログだが、縛りがなければないでどうしていいのか分からなくなるのは学校や会社と一緒である。


画面は真っ白のまま30分1時間と刻々と時間が過ぎていく。静かに目を閉じるとそのまま明日の朝になりそうで怖いので、少し小腹が空いたし散歩がてら徒歩5分のコンビニに向かった。ポテチでもつまみながらのんびり書けばどうにかなるさと、店に着く前には苦しく重い気持ちから解放された感じがしたし、ほんのわずかな気分転換で楽になれるなあと思っていい気分で入ったコンビニに、はっきり言うとどうしようもないバカ親子に遭遇した。


多分高校生と中学生くらいの男女の姉弟と、その父親と思われる浅黒い水牛のようなおっさんが目に入った。店内の客は私ともう1人OLさん、それとその家族である。


いい歳の男女の姉弟がキャッキャ言いながらじゃれ合ってるのはまあ、アレだからしょうがないとして、こちらに迷惑掛からなければどうでもいいやと思っていたが、突然弟が、今流行りのイエーーイって叫ぶ人様のギャグを全力でやったのである。そりゃ狭いコンビニだもの、OLさんビクッとしてたし、私もビクッとしてティラミス落としそうだったし。しかも1度でなく2度である。


さらに驚いたのが、親と思われる水牛のおっさんが腹抱えて笑っているのである。私は器の大きな男に憧れる小さな器の男だし、面白いものを面白くない加工をして見せられて正直イラっとは来たが、ここはコンビニ、私が出しゃばってもなんの得もない、むしろ無視だろ、反応したら負けだろと見向きもせずに買い物を続けた。


そいつらはレジに向かったのだが、店員さんは怒るでも笑うでもなく、まったくの無表情でレジ打ちし、水牛のすんまへんなあ、ガハハという下品な笑いに対しても、無表情の無反応、見事な無視をぶちかまし、金額だけ無愛想に告げていたのは自我を保つためのギリギリの対応だったのだろう。偉いと思う、場所が場所ならファッキンジャップ、ゲットアウトで硬くて重くてでかいゲンコツが鼻筋にゴツンでもおかしくない。最低限の仕事はしたし、迷惑ですよと暗に伝わるこの店員の対応は正解だったと思う。


センスがないならウチワだけで楽しみなさいよと思った出来事でした。明日は明日の風が吹きますように。それでは。