カレーのトッピングとか、試さないと分からないこともある、という話
英会話教室のお試し価格の約2万円にお得感を感じるかどうかは人それぞれだが、私のように英語ができなくても特に困らず、決して富んでいると言えぬ人の財布の紐を緩めることは到底できないお試し価格である。
中には無料お試しセットを提供しているコスメがあるくらいなのに、この2万円という価格設定は強気であると言わざるを得ない。それだけの価値があるという自信の表れか、それともこれくらいの金額が払えぬ人間は本契約の金額が払えないという、センター試験で言う足切り的なものなのか、はたまた興味のある人間しかこちとら興味はないという意思表示なのかはわからない。
ただお試ししてみないと分からぬことはある。はるかむかし、私の通っていた高校の側にたこ焼き屋さんがあった。安いうまいで高校生だけでなく、近所のおじさんおばさんも足繁く通う常連の多い人気店であった。
そこで私が最も愛して止まなかった食べ方は、塩である。節粉に混ぜた塩をたこ焼きにかける食べ方は、当時ソースとマヨネーズでしか食べたことがなかった私の選択肢にはなかったが、何度か通ううち、友人のススメにより試しに食べてみて、そのうまさに新たな世界が見えたのである。それ以降、どんな店でも塩があればとにかく塩である。
試さなければわからないと言って、もっと安ければ試しに行くし…、などという可能性もやや低め、狭くはないストライクゾーンで、見逃せばボール球にわざわざバットを振るのは見当違いというものである。
だから関係はないが、カレーマニアの心を鷲掴みにしているが、未だ試したことのない未知のトッピング、納豆を今度試したいと思います。うまかったらペヤングのカレー焼きそばプラス納豆にもチャレンジしようと思います。それでは。