雑記-適当さ加減
計画性があるとは寝言でですら言えない状況ですし、とりあえずで何か始めて途中で投げ出すことも少なくありません。出来なくなったらその都度考えたらいいしで嫌になったら辞めたらいい、そのくらいの緩い適当なスタンスが定着してもう長いです。
だから昨晩のニュースで見た、半年以上も前から準備したという、七色に光る袴を着た新成人には、若者の考えることは分からんとかけしからんとか、かつて同じ道を通ったはずの大人の、特に発言権を持った方々が毎年発する負の感想が私の口から出ることはありませんでした。むしろ、新しいアートを見たような畏敬の念を抱いて、家事育児でバタバタしている家主に、ちょっとこれ凄いよと、手を止めさせて画面に注目させようとしたくらいです。
計画性…もしかしたら何よりも重要なそれが抜け落ちてなお息をしている私に、今必要なのはヨレて汚れたカッターシャツの買い替えです。新年ということもあり、さっそく近くのスーツ屋に足を運び、仕事で着るヤツなので、安くてサイズが合えばそれでいいからと、棚に綺麗に積まれたLサイズのシャツを、屈んで手を伸ばしまさに今取ろうとしたところ、後ろから店員に声をかけられたのです。
カッターシャツですか?
あなたにはネクタイを選んでいるように見えるんですか? とここまで出かけましたがグッと堪え、そうですよと答え、また手を伸ばしたら、
サイズをお計りしましょうか?
いや、適当に安いやつでいいので、振り向きながらぶっきらぼうに答えると、念のためですからと、メジャーで首回りと袖の長さを計測されました。うんうん、そうだよね、サイズが合わなかったと返品ばかりされても店としては商売にならないですもんね。計測後、
お客様はこの辺りのサイズが合うかと思います。
紹介された棚は今私が取らんとしていた棚。知ってるよと言いたかったがグッと飲み込み、今度こそ適当に3着手に取りレジで精算し、家で試着してみたら、1着だけ袖の長さが短いじゃないか、Lサイズにも種類があるとか、そういうところを教えといてよね、頼むよホント。