立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

コラム-猫が人間の心を操っている説

神が人間のステータスを作るとき、動物界において致命的なほどに低い運動能力としたなら、知能を高くするというところまではわかるのですが、最も知能の高い動物に、二足歩行可能な体と器用に道具を扱える手を与えるということに疑問を感じるのです。


なぜなら、地球上で人間は圧倒的な力を有することとなるのは想像するに容易く、動物界で力の均衡がとれなくなるからです。それはつまり、支配者の存在を許すことになり、地球が滅ぶ可能性は高くなります。そんなことを神がみすみす見逃すはずはありません。


もしも、私が神ならば、最も知能の高い動物は、翼を与えて空を支配させる訳にはいかないので、恐らく海中での生き物、つまりは海洋生物とすることになると思います。もしも陸で生活させるのであれば、せいぜい四つん這いがいい所です。


せいぜい猫のような。


しなやかな美しい身体と愛おしい鳴き声を与えられたはいいのですが、道具を使えない両手両足に、相手の命をとるには頼りない爪と牙、自己表現のための言葉も持ち合わせません。ですが、圧倒的な知能はあるとすれば、身を守るため最も強い生物に取り入れられようとするのが賢い方法なのではないでしょうか。


であれば、今の地球上で考えるとすると、圧倒的な強さを手に入れた人間に目を向けるでしょう。


ここからが本題ですが、人間に取り入れられた動物、つまりペットの主流と言えば今や猫です。なぜ猫がここまで人間を虜にできたのかと言うと、ネットや本など数多存在する恋愛マニュアルにもあるように、人間自身が考えた異性を落とす仕草がそのまま猫の仕草とぴったり当てはまることがあまりに多いのです。


例を一つとると、付かず離れずの距離感が相手を惹きつけるという仮説は、恋愛かけひきの基本中の基本ですが、猫ほどこれが上手い生き物は他にはいません。


私は猫アレルギーで、触ると涙と鼻水が止まらなくなります。猫好きにもかかわらずです。猫好きなのにこの仕打ちは、まるで割りに合わないと神に届けと言わんばかりに、天に向かって嘆いたこともありましたが、納得できる理由が見つかりました。それにこの理由が今回の本質に迫るものと考えられます。


「猫が人間の心を操っている説」


猫アレルギーってもしかしたら猫の仕業なんじゃ、ふと思って立てた仮説が、やっかいなことに完全な否定ができないのです。


まだまだ長くなりそうですし、この先は引くほどの反響があった時や、暇で暇でたまらない時にでも書こうと思います。


空想の域を脱しない説ではありますが、もしかするとと考え出すだけで、鼻水や涙が止まりません。遺伝子レベルで操作されていると考えざるを得ません。事実、この説を書き始めた昨日から、私は猫アレルギーの症状に悩まされているのです。


多分花粉でしょうけど。


それではまた。