立ち聞きweblog

待ち合わせで相手が遅れてる時とか、何故か眠れない夜とか、通勤や通学の電車とかで流し読みして下さい。

雑記-最近の天気、ほんとドンマイ

もしも、雨が嫌いな大人が、雨を知らない子に、雨のことを説明するとしよう。雨は冷たい、濡れる、滑る、汚れるし危険もいっぱいだ…その子は雨は最悪なんだと思い込む。雨が降れば屋根のあるところへ走り逃げ、極力近づかないようになる。分別ある大人と言えども、嫌いなものを紹介するときに、良いところを説明する人は少ない。そうなると、雨の良いところを身をもって知る機会がなくなり、雨=雨が嫌いな大人の主観的意見 のまま定着する。大人になった時、その子は自分の子どもにどのように雨を説明するのか。


逆に雨を好きな大人だったなら、雨の良さを十分に説明したうえで、その危険も伝えようとする。そうしたなら、その子は身をもって雨の良し悪しを体験する可能性が高くなる。


偏見的ではあるが、どちらが良いのかと言われたら間違いなく後者である。現代日本の政治的報道の殆どが、前者なのではなかろうか。ジャーナリズム精神に則った情報よりも、臭いものには蓋をしたがるある種の潔癖主義的情報が溢れて、むしろそちらの意見の方が人に受容され共有されるのは、一体どうしてだろうか。


…たまに私の中のジャーナリズム精神ががワラワラと活発化し、真面目語りをしようかとは思ったところで寝落ちして、しかも朝から降らないとテレビで言ってた雨に降られて…ほんとドンマイ。